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            | か カーネル kernel
 OSの基本機能を実行するプログラムのこと。
 OSによって機能は異なりますが、一般的にはプロセス管理やメモリー管理、周辺装置の制御などの機能を備えています。
 
 解凍  カイトウ
 データの「圧縮」処理によってデータの意味を保ったまま容量が小さくなったデータを、元の状態に復元すること。
 「展開」「伸張」「抽出」などとも呼びます。
 圧縮にはさまざまな方式があり、圧縮されたデータを解凍するには、その圧縮形式を解釈できるソフトウェアが必要となります。
 
 拡張子
 MS-DOSやWindows、UNIXなどで、ファイルの種類を見分けるために、ファイル名に付けられる文字列。
 ファイル名の後ろのピリオド以降が拡張子で、通常は4文字以下になっています。
 例えばtxt(テキストファイル)、xls(表計算ソフトExcelのファイル)などがあります。
 
 拡張スロット
 パソコンに機能を追加するための拡張ボードを取り付けるスロット(差し込み口)。
 拡張バススロットともいいます。
 最近のPC AT互換機では、PCIスロットが一般的。
 
 拡張ボード
 パソコンに装着して新たに機能を付加するためのボード。
 拡張カードや増設ボードなどともいいます。
 画面表示を高速にするグラフィックスボードやSCSI機器を接続するためのSCSIボード、LAN接続のためのネットワークボードなど、
 用途に応じたさまざまなタイプがあります。
 また、PCIバス用やISAバス用など、接続する拡張スロットの種類に応じてボードの種類も異なります。
 
 カスケード接続
 ハブなどの接続機器同士をケーブルでつなぎ、接続できる機材を増やす方法。
 多段接続。
 Ethernetのハブにはたいていカスケード接続用のポートが用意されています。
 
 仮想メモリ virtual storage
 ソフトが動くのに必要なメモリが足りないときに、ハードディスクの一部を仮のメモリとして使用すること。
 「スワップメモリ」ともいいます。
 特に、ファイルの読み書きなどをしていないのに、ハードディスクのアクセスランプがさかんに点滅しているときは、
 仮想メモリとして働いていると考えられます。
 ちょっとしたソフトでも仮想メモリが使われるようなら、メモリを増設したほうがよいでしょう。
 
 基地局 base station
 携帯電話と直接交信する、携帯電話網の末端にあたる装置。
 電柱やビルの屋上、電話ボックス、地下鉄ホームの天井などに設置されています。
 携帯電話が基地局と電波で交信できる範囲がいわゆる「通話エリア」で、この範囲内でしか通話することができません。
 初期のPHSなどは、通話しながら移動すると、交信中の基地局の電波が届かなくなり、通話が途切れてしまっていました。
 携帯電話や最近のPHSはこの弱点を克服するため、端末の移動にしたがって最も受信感度の高い基地局に交信相手を切り替える
 「ハンドオーバー」機能を持っています。
 PHSは携帯電話に比べて1つの基地局がカバーする範囲が狭いため、どの基地局と交信しているかを調べることにより、
 PHSの所有者の所在をある程度絞り込むことができます。
 このシステムは部分的に実用化されており、痴呆老人の徘徊対策や、企業が営業社員の現在地を調べるシステムなどに
 応用されています。
 
 キャッシュ cache
 ハードディスクで読み書きされるデータを、一時的に蓄えておく機能のこと。
 Webブラウザーが、アクセスしたWebページをファイルとしてハードディスクに保存する機能、またはその保存された
 Webページのファイルを指すことも多い。
 Webブラウザーのキャッシュ機能を使うと、一度アクセスしたWebサイトをすぐに見ることができます。
 例えばマイクロソフトのWebブラウザ「Internet Explorer」の場合、Windowsでは、「Temporary Internet Files」という
 フォルダにキャッシュファイルを保存しています。
 
 競合
 複数のハードウェアやソフトウェアが、同時に1つのリソース(コンピューター資源)を利用しようとしている状態。
 例えば複数のデバイスが、同じIRQを利用する設定になっていると、デバイスが正常に動作しない、
 パソコンが動かなくなるといった問題が起こることが多い。
 
 強制終了
 実行中のソフトウェアを強制的に終了させること。
 ソフトウエアの暴走などにより、通常の手段では終了できなくなったときに使います。
 強制終了すると編集中のデータは失われてしまいます。
 
 クエリー  query
 データベースからデータを取り出すためのフォーマット。
 どの項目から、どんなデータを、どんな条件で検索するか、という内容をコンピュータにわかる形式で記述したもの。
 「問い合わせ」や「照会文」と訳されます。
 「アクセス」など最近のソフトでは、検索結果の表示フォーマットも含めてクエリーと呼びます。
 
 クライアント client
 ネットワーク上でほかのコンピューターやソフトウェアからサービスを受ける側のコンピューター(またはソフトウェア)のこと。
 本来は依頼主、あるいは顧客の意味。
 なお、サービスを提供する側のコンピューターやソフトウェアはサーバーと呼びます。
 Windows OSには、LAN上の共有ディスクやプリンターなどを利用するクライアントの機能と、自分に接続されている
 ハードディスクやプリンターなどをほかのパソコンから利用できるようにするサーバー機能の両方が組み込まれています。
 
 
 クラウド cloud
 ソフトやデータをインターネット上のサーバーに保存するシステムで、正しくは「クラウドコンピューティング」といいます。
 データをネット上に保管するオンラインストレージや写真をネット上に公開するサービスもクラウドの一つです。
 マイクロソフトの「OneDrive」、Googleの「Googleフォト」などもクラウドサービスです。
 
 クラスタ cluster
 ハードディスクやフロッピーディスクなどにデータを記録するときの最小単位。
 ファイルはサイズによって、複数のクラスタに小分けされて記録されます。
 クラスタはOSによって管理されていて、通常のパソコン操作で直接扱うことはありません。
 
 クラッシュ crash
 ハードディスクなどが外部からの衝撃などによって故障し動作しなくなること。
 通常のハードディスクは、高速回転するディスク(円盤)の上を1ミクロン(1000分の1ミリ)以下の
 わずかな距離を保って磁気ヘッドが浮上しています。
 このため、外部から強い衝撃を受けるとヘッドがディスクに衝突して傷を付けてしまい、傷付いた部分の記録は
 破壊されてしまいます。
 さらに、それで生じた破片が飛び散ってヘッドとディスクの間に挟まり、ヘッドが動作しなくなることもあります。
 外部からの衝撃だけでなく、ディスク表面に付着したホコリや空気中の微粒子が装置内に入るとクラッシュを
 引き起こすことがあります。
 
 グラフィカル・ユーザー・インタフェース graphical user interface  GUI
 画面上に絵やアイコンを表示し、ファイル操作やウインドウ操作などを直観的に行えるようにしたユーザーインタフェースのこと。
 GUIともいう。
 
 
 グラフィックスアクセラレーター graphics accelerator
 パソコンの画像表示を高速化するためのもの。
 グラフィックスチップや、それを搭載した拡張ボードのことを指す。
 画面描画の処理をCPUに代わって高速に実行します。
 現在発売されているパソコンは、すべてグラフィックスアクセラレーターを標準搭載しています。
 
 
 グラフィックスメモリー  graphics memory  →  ビデオメモリ
 
 
 クリーンインストール clean install
 何も入っていないハードディスクに新たにOSをインストールすること。
 余計なファイルがない環境を構築できるので安全性が高い。
 しかし、OSのインストール後に周辺機器やソフトの再設定が必要になります。
 一方、アップグレードインストールは、使用中のOSに上書きでインストールするので設定やデータを引き継げますが、
 不要なファイルが残ったり、ハードディスクの容量も余計に必要になります。
 
 クリップボード clipboard
 コピーやカット(切り取り)をしたデータを一時的に記憶しておく場所。
 クリップボードの内容は、ペースト(貼り付け)で他の書類に取り込めます。
 クリップボードのデータは何度ペーストしても消えませんが、1度に1つのデータしか記憶できないため、
 次にコピーやカットをすると、前のデータは失われてしまいます。
 
 グループウェア groupware
 企業内LANを活用して情報共有やコミュニケーションの効率化をはかり、グループによる協調作業を支援するソフトウェアの総称。
 主な機能としては、グループ内のメンバー間および外部とのコミュニケーションを円滑化する電子メール機能、
 メンバー間の打ち合わせや特定のテーマについて議論を行なうための電子会議室機能、メンバー間の
 リアルタイムな打ち合わせに利用されるテレビ会議機能、グループ全体に広報を行なう電子掲示板機能、
 メンバー間でスケジュールを共有するスケジューラ機能、アイデアやノウハウなどをデータベース化して
 共有する文書共有機能、稟議書など複数のメンバーで回覧される文書を電子化して流通させるワークフロー機能などがあります。
 
 グローバルアドレス global address
 インターネットに接続されているコンピューターに割り振られるIPアドレス。
 インターネット上でのコンピューターの識別に用います。
 一方、ネットワーク管理者が自由にイントラネット(LAN)内の各コンピューターに割り振ることができるIPアドレスを
 プライベートアドレスといいます。
 
 ゲートウェイ Gate Way
 LANとインターネット回線を接続するための役割を持った機器・機能のこと。
 (ネットワーク関連では通常、ルータがゲートウェイとなります)
 LANの中の一台のパソコンが、あるホームページを開けという要求をした場合、データをやりとりしたい相手は、
 家庭内のLANには接続されていないので、パソコンはLANとインターネット回線をつないでいる機器に対して要求を出します。
 その機器をゲートウェイといいます。
 Windowsは、LANの設定項目の中に「ゲートウェイ」という項目があり、ここにそのゲートウェイとなる機器に割り当てた
 プライベートIPアドレスを入力することで、その機器を通じてLAN内のパソコンのインターネット接続が可能になります。
 
 家庭内のパソコンにブロードバンドルータを接続すると、ブロードバンドルータがインターネットの出入り口になります。
 ブロードバンドルータを中心としたLANにつながっているパソコンが、インターネットヘ向けてパケットを送信すると、
 そのパケットはすべてブロードバンドルータに集められ、ブロードバンドルーターが、インターネットに送信します。
 このように、ブロードバンドルーターが、インターネットの出入り口になることをゲートウェイといいます。
 
 例えば、家庭内に1台だけあるパソコンが、インターネット上のコンピュータに対してパケットを送信するとします。
 ヘッダ情報にある宛て先はグローバルIPアドレスですから、一般加入電話回線とモデムを組み合わせている場合、
 通常では「ダイヤルアツプ接続」のウィンドウが開きます。
 
 しかし、ブロードバンドルータが接続されているパソコンでは、このパケットをゲートウェイであるブロードバンドルータに
 送らなければなりません。
 パソコンとブロードバンドルータはLANでつながっていて、LANのプロトコルはTCP/lPですから、ブロードバンドルータに
 パケットを送るためには、そのブロードバンドルータのIPアドレスを指定する必要があります。
 
 ゲートウェイであるブロードバンドルータは、それ自体がプライベートIPアドレスをもったLAN用の機器です。
 家庭のパソコンでは、OSにゲートウェイのプライベートIPアドレスを記憶(設定)させると、
 グローバルIPアドレスを宛て先にしたすべてのパケットは、いったんゲートウェイのプライベートIPアドレス宛に
 送信されることになります。
 本来は「出入り口」を意味する言葉で、プロトコル(通信ルール)の異なるネットワーク同士をつなぐための装置や仕組みのことです。
 
 ケーブルモデム   cable modem
 CATVの回線を使ってインターネットに接続するための装置。
 電話回線におけるモデムの役割を果たすため、ケーブルモデムといいます。
 シリアルポートを使う通常のモデムとは異なり、パソコンとはEthernetを通じて接続します。
 CATV局→加入者(下り)と、加入者→CATV局(上り)で通信速度が異なる非対称型が一般的で、上りより下りのほうが高速です。
 通信速度は下りが6〜30Mbps、上りが128kbps〜3Mbpsのものが主流。
 CATV事業者は月額固定制の常時接続サービス(使い放題)を提供しているため、高速な定額インターネット接続サービスとして
 急速に普及しています。
 
 
 互換性 compatibility
 ハードやソフトを置き換えたとき、元通りの動作をすること。
 例えば、パソコン本体を買い換えた場合に、以前から使っていたディスプレイやプリンターあるいはアプリケーションソフトを
 そのまま利用することができれば、新しいパソコンは以前のパソコンと互換性があるといいいます。
 またあるソフトで作成したデータファイルが、別のソフトで読めるときにはデータ互換性があるといいます。
 
 コーデック codec
 音声や画像などのデータを、圧縮したり展開(解凍)したりする仕組みや機器のこと。
 音声や画像を圧縮・展開するコーデックにはいろいろな種類があって、対応するコーデックがないと、
 音声や映像などの再生ができません。
 同じ拡張子のファイルでも、コーデックが違うと再生できない場合があるので、注意が必要です。
 
 コンティニュアム Continuum
 Windows OS 搭載スマホにディスプレイやキーボード、マウスを接続すると Windowsパソコンと同様の画面が表示され、
 パソコンのように操作できる機能の名称です。
 
 コンテンツ contents
 内容、中身を指す言葉。
 パソコン分野では、特に静止画や動画、音声を交えて作成されたマルチメディアアプリケーションやCD-ROMタイトル、
 Webページの内容を指すときに使われます。
 またサービスの総称として使われることも多い。
 
 コンパクトフラッシュ
 主にデジタルカメラやPDAで利用されている、データを保存しておくためのメモリカードの1つ。
 「CF」あるいは「CFカード」とも呼ばれます。
 ただし、CFカード型という場合は、コンパクトフラッシュと同じサイズのPCカードといった意味でも使われていて、
 通信用のPHSカードやLANカード、小型ハードディスクなど、用途が広がっています。
 
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