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サードパーティー third party
あるパソコン向けに、その機種で使える周辺機器やソフトを開発、販売する企業。
これに対して、パソコンメーカーや傘下の販売会社が自ら用意する周辺機器などを純正品と呼びます。
周辺機器やソフトの製品分野が多種多様になった現在では、すべての分野を純正品でカバーすることは不可能になってきています。
むしろ、周辺機器専業メーカーの製品の方が性能、価格ともに優れているケースが多い。ただし、サードパーティー製品は
パソコン本体メーカーが動作保証をしていない場合もあり、購入時に確認が必要となります。


サーバ server
サーバは文字通り「サービスを提供する物(者)」という意味です。
あるプロトコルに対応したサービスを提供するためには、それに応じたサーバが必要です。
サーバというものが分かりにくいとすれば、それはこの言葉がハードとソフトの両方に使われるからでしょう。
例えば、HTTPを提供するプログラム群をHTTPサーバと呼ぶと同時にそのソフトをインストールしているUNIXなどの
コンピュータ自体もHTTPサーバと呼びます。
しかし、HTTPサーバを導入しているのと同じコンピュータにメールサーバを導入して両方のサービスを提供することも
しばしば行われてます。
サーバーが提供するサービスを利用する側をクライアントと呼びます。
代表的なサーバには次のようなものがあります。

ファイルサーバは、ハードディスクやMOなどの記憶装置をクライアントが共有できるようにします。
プリントサーバは、クライアントがプリンタを共有できるようにします。
またはLANに接続されているプリンタを共有プリンターとして制御します。

コミュニケーションサーバは、モデムなどの通信装置をクライアントに共有資源として提供します。
データベースサーバは、データベースを保有し、クライアントから検索や更新などの要求を受けると処理を行い、
結果をクライアントに返します。
メールサーバは、電子メールの機能を提供します。
電子メールの送受信や各ユーザーの電子メールの管理を行います。
また、電子メールの利用者の管理も行います。
Webサーバは、HTMLファイルをHTTPと呼ぶプロトコルを使ってクライアントに配信し、クライアントの
Webブラウザが表示できるようにします。
FTPサーバは、FTPと呼ぶプロトコルでファイルを送受信します。
ファイルサーバがクライアントのローカルディスクに見えるのに対して、FTPサーバはFTPソフトを使ってファイルのやり取りをします。
小規模なLANやネットワークでは、これら各種のサーバ機能を1台のサーバ機で実現する場合もあります。
ただし、クライアントが増えてくると負荷が集中し、処理が遅くなります。
一定規模以上のネットワークでは、サーバを複数台設置して、処理を分散させることが多い。


サブネット  subnet
インターネットのような巨大なネットワークは、いくつもの小さなネットワークが相互に連結されてできています。
また、大企業などではネットワーク管理を効率よく行なうために、ネットワークをいくつかの小さな単位に分割して
管理する場合があります。
このような場合に、管理単位となる小さなネットワークをサブネットといいます。


サブネットマスク subnet mask
TCP/IPでコンピュータの住所をあらわすIPアドレスは、コンピュータが所属するサブネット(小ネットワークアドレス)のアドレスと、
サブネット内でのコンピュータ自身のアドレス(ホストアドレス)から構成されており、
上位何ビットがネットワークアドレスかをあらわす値を「サブネットマスク」といいます。
各端末に割り振られているIPアドレスのうち、サブネットの識別に何ビットを割り当てているかを32ビットの数値で表します。
ネットワークアドレス以外の部分が、ネットワーク内の個々のコンピュータを識別するホストアドレスとなります。
たとえば、111.18.10.2というIPアドレスを255.255.240.0というサブネットマスク値を使って分割すると、このIPアドレスは、
111.18.0というネットワーク上の、ホストアドレス10.2のホストという意味になります。

 
シーク時間  seek time
ハードディスクやMOなどの記憶装置内で回転するディスクのデータがある場所へ情報を読み取るヘッドが移動するまでの時間のこと。
ハードディスクの性能をあらわす数値のひとつ。
この数字が小さければ小さいほどデータを読み書きするまでの時間が短くなるのでハードディスクのアクセスは高速になります。
通常のハードディスクの場合、1000分の5秒から7秒。


シーケンサ  sequencer
あらかじめ入力してある手順を自動で再生する装置、またはソフトウェア。
音楽の分野では、電子楽器の制御機器や制御ソフトを指します。
コンサートなどでの照明の切り替えの手順を、あらかじめシーケンサに入力しておき、本番で自動再生するといった使われ方もします。


シーケンスソフト
パソコンで作曲や演奏をするためのソフト。
楽譜や数値の形で、あるいは実際の演奏から、曲のデータを入力し、音楽データ(MIDIデータ)を作成します。
また、MIDIデータを元に自動演奏させることもできます。
専門のスタジオでしかできなかった音楽制作の可能性が、シーケンスソフトによって広がりました。


シェル  shell
ユーザの操作を受け付けて、与えられた指示をOSの中核部分に伝えるソフトウェア。
キーボードから入力された文字や、マウスのクリックなどを解釈して、対応した機能を実行するようにOSに指示を伝えたり、
ファイルの管理を行ったりします。
OSには必ずこのソフトウェアがそなえられています。
Windowsではエクスプローラ、スタートボタン、デスクトップやコマンドプロンプトなどが、MS-DOSでは
Command.comなどがシェルにあたります。
OSのカーネル(中核になる部分)を覆い隠すものの意。


システム system
複数の部門が連携動作し、一定の機能を実現するしくみ。
たとえば、パソコンで文書を作成する場合、ソフトウェアとハードウェアが連携動作し、
文の入力からプリントアウトまでを行うその一連のしくみを指します。


システムファイル system file
OS本体やOSの動作に直接関連するプログラムファイルやデータファイルのこと。


システムリソース system resource
リソース(resource)とは、英語で「資源」の意味。
システムリソースという言葉を、デバイスが要求するハードウェアリソースという意味で用いる場合には、
主にIRQ、DMA、I/Oポートアドレス、予約されたメモリ領域を指します。
システムリソースには限りがあるため、各デバイスは協調してシステムリソースを利用するように設定する必要があります。
Windows 95/98/Meでは、ウインドウ表示などを行うUSERというプログラムや、グラフィックス処理を行うGDIという
プログラムが利用するメモリ領域を、システムリソースという場合が多い。
Windows 95/98/Meには16ビット版と32ビット版のUSERとGDIがありますが、
そのうち16ビット版のUSERやGDIの制約が原因でメモリー不足エラーが起こることが多い。


シリアルインタフェース serial interface
1本のデータ線を通して1ビットずつデータを送る転送方式、あるいは物理的な接続コネクターを指します。
パラレルインタフェースのように複数のデータ線同士での同期が不要なので、長距離伝送に向きます。
RS-232CやRS-422、IEEE1394、USBなどがこの方式を採っている。


シリアルポート serial port
シリアルインタフェース用に用意された、パソコン本体や周辺機器が備えるコネクターのこと。
RS-232CやRS-422、USB、IEEE1394などのポートがこれに含まれますが、RS-232Cだけを指すことも多い。
一般にモデムやISDN用のターミナルアダプタ(TA)などの通信機器は、シリアルポートに接続します。


シングルタスク singletask
OSが1度に1つのタスク(作業)しか実行できないこと。
MS-DOSはシングルタスクのOSです。
一方、WindowsやMac OSなどはマルチタスクOSです。


スイッチングハブ switching hubネットワークの中継機器であるハブの一種。
通常のハブはリピータとして働くため、ある端末から送られてきたデータをすべての端末に対して送信し、
データの取捨選択は各端末が行ないます。
これに対しスイッチングハブはブリッジとして働き、端末から送られてきたデータを解析してあて先を検出し、
送り先の端末にしかデータを送信しない。
このため、ネットワーク全体の負荷が軽減し、セキュリティが向上します。
あて先を解析するために一時的にデータを蓄えるため、速度の違うネットワーク同士の接続にも使えます。
代表的なものには、Ethernetの10BASE-Tと100BASE-TXを両方接続することができるイーサネットスイッチがある。


スキャンディスク scandisk
Windows などに付属するハードディスクユーティリティ。
例えば、書き込みができないなどハードディスクの損傷をチェックして、損傷個所を使わないようにします。
また、ファイルシステムの不整合を調査します。
実際には使われていないのに使用不可となっているクラスタや、誤って複数のファイルに割り当てられてしまった
クラスタが存在するファイルなどのエラーを修正します。
そのほか、無効なファイル名、日付、重複する名前などもチェックします。


スクリプト script
一連の処理手順を記述したもの。
UNIX上ではスクリプトファイルを実行することで、記述した処理を自動実行できます。
MS-DOSで拡張子がbatとなっているバッチファイルもスクリプトの一種といえます。
インターネットのWebページで使われるJavaScriptやVBScriptなどはスクリプト言語といいます。
アプリケーションソフトなどのマクロ機能における処理の記述もスクリプトと呼ぶ場合が多い。


スプール  spool simultaneous peripheral operation online
ほかの処理を実行中に入出力装置とのデータのやり取りを行う機能のこと。
入力や出力のデータを一時的にファイルに蓄積したうえで処理します。
これにより、CPUの待ち時間が減り、システム全体としての処理を効率化できます。
おもに、プリンタに関連して使われる言葉。
プリンタに少しずつデータを渡したのではパソコン上のほかの作業が滞ってしまいます。
そのためプリンタに送る印刷データを一時的に貯蔵し印刷作業に関係なくパソコンを使えるようにするしくみ。


スタンドアロン stand-alone
コンピューターをネットワークに接続せず、単独で利用する形態のこと。
1980年代半ばまでは、企業のパソコンでもスタンドアローンでの利用がほとんどでした。
しかし現在では、LANを構築して複数のパソコンを接続し、データの共有や電子メールのやり取りなどを行うのが一般的になりました。


ストリーミング streaming
インターネットなどのネットワーク上にある音声や動画データのうち、データファイル全体をダウンロードしなくても、
データの一部を読み込んだ時点で音声や動画の再生が可能なもの。
パソコンで一般的に使われているWAVやAVIなどの形式の音声や動画データは、ファイル全体をダウンロードしないと
再生ができませんが、ストリーミングデータはファイルの一部をバッファメモリに読み込んだ時点で再生を開始し、
読み込みと再生を同時に行います。ダウンロードにかかる時間が短縮できるのがメリット。
米リアルネットワークスのRealPlayer、米マイクロソフトのWindows Media Player、米アップルコンピュータのQuickTime、米マクロメディアのShockwaveなど、多くのマルチメディア再生ソフトがストリーミングデータに対応しています。


ストレージ  storage
ストレージは情報を保存する場所のことです。
ハードディスクやSSDなどもストレージですし、USBメモリーやDVDもストレージに含みます。
ただし、計算に使われる情報を扱うメモリーは一時的に情報を蓄える場所であって保存場所ではないので含みません。

スパイウェア spyware
パソコンを使用するユーザーの知らない間にインストールされ、ユーザーの行動や個人情報などを収集したり、
インターネットを経由してそれらを外部に送信したりするソフトのことです。

スマートフォン  Smart Phone
タッチパネル式で操作できる多機能な携帯電話。
ハードウェアの構成や、OSとアプリケーションを搭載していることはパソコンに近く、電話するという基本性能以外に
インターネットやメールを使ったり 音楽プレイヤーとして使用することもできます。



スマートメディア smart media
デジタルカメラで使われることの多いメモリーカードのひとつ。
大きい切手ぐらいの大きさで、非常に薄いのが特徴です。
フロッピーディスクやPCカードのようになる専用のアダプタを付けると、簡単にパソコンに写真を取り込むことができます。


3DCG 3次元グラフィックス  3-dimensional computer graphics
3次元グラフィックスは、空間や立体など3次元の存在を、コンピュータの画面に投影して描画した画像や映像のこと。
架空の空間や物体などを画像や映像で表現する3DCG技術はコンピュータの応用分野の一つとして大きく発展しており、
コンピュータゲームをはじめとする様々な分野に応用されています。


スループット throughput
ルータのパケット処理速度。
「スループット50Mbps」となっていれば、一秒間に50Mのデータを処理する能力があるということになります。
理論値100Mbpsの光ファイバー回線では、実効速度が40Mbpsを超えることもあるので、
最低限50Mbpsのスループットをもったルータを選ぶようにしたいものです。

 
スワップファイル swap file
仮想記憶の仕組みを備えたOSが、現在使われていないメモリーの内容を一時的にハードディスクに退避する際に作るファイル。
パソコンに搭載しているメモリが少ないと、スワップファイルの読み書きが頻繁に発生し、体感速度が非常に遅くなります。


セキュリティ  security
コンピュータシステムの安全性やデータの機密性を保つこと。
パソコン自体にユーザーIDとパスワードを設定したり、ファイルの書き込みを禁止したりするなどの対策方法があります。
誰もが自由にアクセスできるインターネット上では、システムやデータが第三者の手によって破壊、改ざんされる恐れがあるため、
セキュリティを管理することが特に重要です。


セキュリティホール  security hole
設計上のミスやプログラムのバグなどによってできた、セキュリティ対策上問題となるソフトウエアの欠陥のこと。
インターネットではセキュリティホールをついた不正アクセスが問題になっています。
OSやWebブラウザ、ファイアウオールなどにもセキュリティホールはあります。
セキュリティホールが見つかると、それを解決するためのプログラムなどが無償で配布されることが多い。


セクタ  sector
ハードディスクやフロッピーディスクのドライブが、データを読み書きするときの最小単位。
OSでは、複数のセクタが集まったクラスタ単位で読み書きを管理しています。


セーフモード safe mode
セーフモードというのはOSに搭載されている機能です。
パソコンを必要最小限機能だけで動かせるモードであり、不具合を起こしているソフトウェアやプログラムがある場合には
それを確実に無効にしてパソコンを動かすことができます。
不具合の部位を特定しやすくなるため、不具合が起きた際には真っ先に聞く用語です。


セレロン Celeron
米インテルの低価格パソコン向けCPUのブランド名。
同じ周波数のペンティアムと比較すると性能面ではやや劣りますが、価格が非常に安くコストパフォーマンスが高い。
売れ筋のデスクトップパソコン、ノートパソコンともに多く搭載されています。


専用線 leased circuit
本社と支社など特定区間を結ぶために電気通信事業者から借りた専用の通信回線のこと。
公衆回線のように交換機が介在しないため回線品質が高い、常時接続していても料金は一定、などの利点がある。
料金は距離と回線品質、速度で決まります。
最近ではインターネット用にプロバイダーとの間を専用線で接続する企業が増えています。
NTT東日本、NTT西日本の専用線サービスの場合、デジタルデータ通信用には2400bpsの低速回線から、
光ファイバーを用いた10Gbpsの高速回線まで各種サービスが用意されています。

ソーシャルゲーム Social network game
参加者同士の交流が魅力として盛り上がるように設計されたネット経由のオンラインゲーム。
グリーや DeNAといった企業が中心となって提供しています。

ソーシャルメディア Social media
Facebook、Twitter に代表されるインターネットによる情報通信サービス。
より個人的な「つながり」によって情報が共有されて伝わり、その「口コミ」的な拡散力や影響力から
「メディア」と呼ばれるようになっています


ソリューション solution
業務上の問題点を解決し、仕事の効率を高めるための手段。
顧客の業務内容や要望に応じてハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、維持管理要員などを組み合わせて
メーカーが提案する、情報通信システム全体を指すことが多い。