Windows95 Solution |
起動と終了に関する問題
001.今まで動いていたWindows95が起動できなくなった。
(1)途中までは起動する場合、「Safe mode」で起動させてみる。電源ON後、「Starting Windows95」が表示されているときに「F8」→メッセージ画面から「Safe mode」を選択。「Safe mode」が起動するようであれば、トラブルの原因は新規に追加された周辺機器のドライバが原因であると想定されます。デバイスマネージャーから周辺機器の設定変更、無効、削除することによってトラブルを解決してください。
(2)途中までは起動する場合、レジストリを復元してみます。電源ON後、「Starting
Windows95」が表示されているときに「F8」→メッセージ画面から「Command prompt
only」を選択。→MS-DOSプロンプトが表示されるので、次のようにコマンドを入力
C:\>cd windows
C:\>windows\attrib -h -r -s
system.dat
C:\>windows\ren system.dat
system.bak
C:\>windows\attrib -h -r -s
user.dat
C:\>windows\ren user.dat user.bak
以上で再起動。
(3)全く起動しない場合、起動ディスクを利用します。起動ディスクをセットし、電源をON→MS-DOSプロンプトが表示される。原因がハードディスクにあると予測するなら A:\>scandisk を、ソフトに原因があると予測するなら A:\>sys C: を入力。
急に起動できなくなった時、まず以前の動いていた状態との相違点や、問題になりそうな現象があったかを確認してください。システム上でアブリケーションソフトの暴走が発生したり、ディスプレイの設定などシステム設定を変更して起動できなくなった場合は(1) の操作が有効です。新規にアプリケーションソフトをインストールしたり、システムソースをカスタマイズした場合には、(2)の操作で、最後に起動が成功したときのシステム情報(レジストリ)が復元されます。新規にハードウェアを増設した場合には、以前の機器構成に戻してみましょう。(3)の操作でも起動しない場合、再インストールするしかないでしょう。
002.起動時に「INVALID SYSTEM DISK....」と表示され、起動できない。
フロッピーディスクを抜いてから起動。これでも起動しないなら、起動ディスクをセットし、電源をON→MS-DOSプロンプトが表示される。 A:\>sys C: を入力。Enterを押した後、フロッピーディスクを抜いてから再起動。これでも起動しないなら、再インストール。
003.ソフトを立ち上げている最中に画面が動かなくなった。(ハングアップした)
「Esc」を2回押す。回復しなければ、「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を2回押す。再起動しなければリセットボタンを押す。画面が消えて、正常に起動が始まれば回復。回復しなければいったん電源をOFF。30秒以上待ってから電源をON。あわてて手当たり次第にキーを押さないこと。「Ctrl」+「Alt」+「Delete」で消去されたデータはあきらめるしかありません。電源のON/OFFはコンピュータにかなりの負担をかけますので、かならず時間をおいてから(30秒くらい)電源をONにしましょう。
「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を1回押す。動作中のアプリケーション一覧が表示される。→問題のアプリケーションをクリックし、「終了」をクリック。「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を2回押すと、システムが再起動しますので、保存されていないデータはすべて失われるので注意してください。
005.緊急時に役立つという「起動用ディスク」の作り方を教えてください。
パソコンを動かしたときに、いちばん初めにプログラムを読みにいくドライブを起動ドライブといい、起動ドライブとして使用されるハードディスクを起動ディスクといいます。万一、ハードディスクからパソコンが起動しなくなっても、フロッピーディスクにパソコンを起動させるための最低限の情報を記録しておけば、パソコンをフロッピーディスクから起動させることができます。
このフロッピー起動ディスクからパソコンを動かして診断プログラムを実行したり、大切なデータのバックアップを取ることができます。トラブル時にいちばん頼りになるのが起動ディスクです。
ここでは、「起動ディスク」の作成方法について説明します。
.Windows95の場合
[必要なフロッピーディスクの枚数 :1枚]
(1) [スタート]→[設定]→[コントロールパネル]で、コントロールパネルを開いてください。
(2) コントロールパネル内の「アプリケーションの追加と削除」の中にある「起動ディスク」というタブをクリックしてください。
(3)ディスクの作成をクリックしてください。
(4)必要な場合には、Windows95のCD-ROMが要求されます。
リカバリーCDしか提供されていない機種の場合には、通常はCD-ROMの要求はありません。要求があった場合には、「C:\Windows\options\cabs」を指定してすると先に進む場合があります。
(5)「Windows95起動ディスク」を作成します。
フォーマット済みの2HDフロッピーディスクをいれて[Enter]キーを押してください。
(1)Internet Explorer4.01をアクティブデスクトップオプション付きでインストールしている場合でネットワークにドライブを割り当てたままWindows95を終了しようとすると、このような状況になるようです。まず、問題をはっきりさせるために、ネットワークドライブを切断したうえで、Windowsを終了してみてください。
ネットワークドライブを切断するには、マイコンピュータで対象のネットワークドライブを表示し、そのアイコンの右メニューから[切断]を選びます。
これで、うまく終了するようなら、原因はIE4.01にあります。この場合は、マイクロソフトからこの問題を解決するためのパッチを入手することができます。
一方、ネットワークドライブを切断した場合でもうまく終了しない場合には、原因がほかにある可能性があります。
(2)アクティブデスクトップの機能が必要ない場合
アクティブデスクトップに代表される、デスクトップアップデートコンポーネントが不要な場合には、これをアンインストールすれば、Windowsは正常に終了するようになります。IE 4.01によるデスクトップアップデートコンポーネントを削除するには、次の手順に従います。
コントロールパネルの[アプリケーションの追加と削除]をダブルクリックします。
[セットアップと削除]タブのアプリケーション一覧で[Microsoft Internet
Explorer4.01]をクリックしたうえで、[追加と削除]ボタンをクリックします。
表示された[Internet Explorer4.01アクティブセットアップ]ダイアログボックスで、[Windowsデスクトップのアップデートコンポーネントを削除するが、Internet
Explorer4.01のWebブラウザは削除しない]を選び、[OK]ボタンをクリックします。
(3)アクティブデスクトップの機能も使いたい場合
この場合には、マイクロソフトからこの問題を解決するためだけのアップデートモジュールを個別に入手できます。
(IE4.01 SP1では、この問題は解決されています)
詳しくは、マイクロソフトサポート技術情報のWebサイトで、文書番号J041047のページを参照してください。
Windowsの再起動や終了の機能を備えたアプリケーションランチャやシステムトレイ用のユーティリティを使うと、この問題が解決することもあるようです。自分の責任において試してみてください。
(4)終了するときに「しばらくお待ちください」と表示されてとまってしまうという場合は次のことを確認してみてください。
すべてのプログラムを終了させてからシャットダウンしてみましょう
ウィンドウを持つアプリケーションなどはもちろん、タスクトレイ(通知領域)に表示されているアプリケーションも右クリックのメニューなどから終了させておいてください 。できる限りダイアログが出たまま終了させないようにしましょう。Windows のアプリケーションはイベント(クリックやダブルクリックなど主に入力やアプリケーションの起動など)が発生したら、それに対して処理を行うという設計になっています(他のOSもそうなっているものが多いです)。ダイアログはユーザーからの入力を待っている状態であることが多く、その場合アプリケーションはメモリ上に展開されたまま待機している状態であることがほとんどです。
(5)ネットワークボードをチェック
ネットワークに接続していることが原因になる場合があります。以下を試してみてもしも改善された場合は別のネットワークボードを購入してみてください。
マイコンピュータを右クリック → <プロパティ(R)> → <デバイスマネージャ>タブ → [ネットワーク アダプタ] → [お使いのネットワークカード名]を選択して<プロパティ(R)>ボタンを押します
[デバイスの使用]欄で、[このハードウェア プロファイルで使用する(このハードウェア環境で使用する)]のチェックをはずします。
再起動します。この状態ではネットワークに接続できないと思いますので確認がすんだら上記の逆をして使うように戻します
(6)サウンドの設定でサウンドをオフにします。
<スタート>メニュー → <設定> → <コントロールパネル> → <サウンド>選択し、『Windows の終了』に割り当てられているサウンドファイルが再生できるかどうか確認します。再生できない場合は、このファイルの破損が原因になっていますので別のファイルに変更してください。
(7)パワーマネージメント機能をオフにします。
<スタート>メニュー → <設定(S)> → <コントロールパネル(C)> → <パワーマネージメント> → <パワーマネージメント>タブで[Windows で電源管理をする(W)]のチェックボックスをオフにします。
(8)マシンによってはAPM1.2 に対応していないことが原因でシャットダウンができないことがあります。そのときはAPM1.0モードにするとうまくいくことがあります。
マイ コンピュータを右クリック → <プロパティ>を選択。
<デバイスマネージャ> タブ → <システムデバイス> → <アドバンスドパワーマネージメントサポート> をダブルクリックします。
<設定> タブをクリックし<強制的にAPM1.0モードにする>にチェックをします。
操作時に関する問題
007.スタートアップ項目の自動起動を停止したい。
(1)<スタート>メニュー → <プログラム> → <スタートアップ> フォルダに入っているアプリケーションは起動時に実行されます。確認してみて不必要なものがあったら削除しましょう。
(2)スタートから「ファイル名を指定して実行」を選択、「regedit」と入力します。
左ウインドウから[HKEY LOCAL MACHINE]→[SOFTWARE]→[Microsoft]→[Windows]→
[CurrentVersion]キーをダブルクリックして開きます。
「run」キーをクリックして開きます。右ウインドウにシステム起動時に自動実行されるプログラムの一覧が表示されます。
削除したいプログラム名がありましたら、その値の上で右クリック→削除を選択します。同様手順で「RunOnce」「RunOnceEx」「RunServices」「RunServicesOnce」キーに関しても不要なキーを削除していきます。
(3)<スタート>メニュー → <ファイル名を指定して実行> を選び [名前] 欄に[win.ini]と入力して<OK>ボタンを押します。メモ帳などで Win.ini が開きます
[Windows] セクションに [load=] と [run=] という項目があります。[=]以降に記述されているアプリケーションが起動時に実行されています。もしも不必要なものがあったら [=] の右側を削除しましょう。
重要なものが多いので、何かわからない場合は削除しないようにして下さい。
008.キーボードの U、I、O、J、K、L などのキーを押すと数字が入力される。
ノート PC で、キーボードの U、I、O、J、K、L などのキーを押すと数字が入力されることがあります。
NumLock がオンになった場合の現象なので、NumLock (NumLk) キーを押して NumLock を解除してください。機種によっては、Fn キーや、Shift キーを押しながら NumLk キーを押さないと、NumLock と認識されない場合があるのでご注意ください。
009.クイック起動バーから「デスクトップの表示」が消えてしまった。
「スタート」ボタン横にあるクィック起動バーから「デスクトップの表示」を消してしまった場合、以下の作業で復活できます。
エクスプローラを起動します。
Windows \Application Data\Microsoft\Internet Explore\Quick Launch を開きます。
エクスプローラの右側のエリアを右クリックし、[新規作成]−[テキスト] をクリックします。
以下の内容を記入します。(この部分をコピーすると簡単です。)
[Shell]
Command=2
IconFile=explorer.exe,3
[Taskbar]
Command=ToggleDesktop
「デスクトップの表示.scf」と名前をつけて保管します。
Windows98/Me では「デスクトップの表示.scf」ファイルは Windows\System フォルダにコピーがあるので、このファイルを Windows\Application data\Microsoft\InternetExplore\Quick Launch フォルダにコピーしても OK です。
010.[送る]→[デスクトップ] が消えてしまった。
[送る] メニューから [デスクトップに送る] メニューが消えてしまった場合、次の作業で回復できます。
Send Toにショートカットを作成
[スタート] ボタンを右クリックし、[エクスプローラ] を開きます。
スタートメニューフォルダの少し上にある Sendto フォルダをクリックします。
エクスプローラの右側を右クリックし、[新規作成]−[テキストドキュメント] をクリックします。
作成されたファイルの名前を「デスクトップに送る.DESKLINK」に変更します。
011.ショートカット作成時「〜へのショートカット」という名前にしたくない。
Windows でショートカットを作成すると、「〜へのショートカット」という名前になってしまいます。
ショートカットの名前に「へのショートカット」を付加させないためには、次のレジストリを作成してください。
[スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を実行します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion の Explore をクリックします。
[編集]−[新規]−[バイナリ] をクリックし、link という名前のバイナリ値を作成します。
作成した「link」 をダブルクリックし、00 00 00 00 に設定します。
ログオフして、ログオンし直します。
なお、ショートカットを作成した直後に、このレジストリを変更しようとしても失敗するのでご注意下さい。
012.ACCESS97を起動すると文字化けが発生する。
Access で、起動時のユーザ情報やステータスバーなどで、文字化けが発生することがあります。、
トラブルの内容
以下の部分で文字化けが発生することがあります。
起動画面のユーザ情報 ステータスバー データベースウィンドウ上のタブ レコードセレクタ
トラブルの原因
次のような場合に発生します。
Windows の地域の設定が 日本語以外 に設定されている
Windows の win.ini ファイルの [intl] セクションの内容が削除されている
フォントキャッシュファイルの問題
スクロールバーのフォントサイズの問題
確認手順と回避方法
次の確認フローにしたがって、確認および回避方法の実行をおこなってください。
地域の設定の確認
Windows の [スタート] メニューの [設定] をポイントし、[コントロール パネル] をクリックします。
コントロール パネルで、[地域] のアイコンをダブルクリックします。
[地域のプロパティ] ダイアログボックスの [地域] タブをクリックします。
[日本語] が設定されている場合は、"Win.ini ファイルの設定の確認" の項目へ進んでください。 [日本語] が設定されていない場合は、リストの中から [日本語] を選択し、[OK] をクリックします。
Windows を再起動したあとで、Access を起動し、文字化けが直っているか確認します。
Win.ini ファイルの設定の確認
Windows の [スタート] メニューの [ファイル名を指定して実行] をクリックします。
[ファイル名を指定して実行] ダイアログボックスで、[名前] に、"sysedit" と入力し、[OK] をクリックします。
Win.ini ファイルを選択し、[intl] セクションを参照し、次の記述があるか確認します。
sLanguage=jpn
記述がある場合は、"フォント キャッシュ ファイルの確認" の項目へ進んでください。
システム エディタの [ファイル] メニューの [システムエディタの終了] をクリックして、システム エディタを終了します。
Windows の [スタート] メニューの [設定] をポイントし、[コントロール] をクリックします。
コントロール パネルで、[地域] のアイコンをダブルクリックします。
[地域のプロパティ] ダイアログボックスの [地域] タブをクリックします。
リストから [日本語] 以外を選択し、[更新] をクリックします。"今すぐ再起動しますか?" と聞いてくるので、[いいえ] をクリックします。
リストから [日本語] を選択し、[更新] をクリックします。"今すぐ再起動しますか?" と聞いてくるので、[いいえ] をクリックします。
Access を起動し、文字化けが直っているか確認します。
フォント キャッシュ ファイルの確認
[スタート] メニューの [プログラム] をポイントし、[エクスプローラ] をクリックします。
すべてのフォルダの中から、Windows のセットアップされているフォルダをダブルクリックします。
開いているフォルダの中から、ttfCache ファイルを選択し、[DEL] キーを押して削除します。 ttfCache ファイルは隠しファイルです。表示させるには、エクスプローラの [表示] メニューの [オプション] をクリックし、ファイルの表示を [すべてのファイルを表示] に設定します。
Access を起動し、文字化けが直っているか確認します。
フォントサイズの確認
Windows の [スタート] メニューの [設定] をポイントし、[コントロールパネル] をクリックします。
コントロール パネルで、[画面] のアイコンをダブルクリックします。
[画面のプロパティ] ダイアログボックスの [ディスプレイの詳細] タブをクリックして、フォントサイズを確認します。
[デザイン] タブをクリックして、[指定する部分] を スクロールバー に変更します。
3. で確認した [ディスプレイの詳細] タブのフォントサイズと、[デザイン] タブ の [サイズ] を比較し、下記サイズの範囲になっているかどうかを確認してください。
フォントサイズ サイズ
大きいフォント 16 〜 20
小さいフォント 13 〜 17
範囲外の場合は、サイズを変更して文字化けが直っているか確認します。
013.ダイヤルアップネットワークのパスワードが保存できない!
Windows95では、ダイヤルアップネットワークの[接続]ダイアログボックスをはじめ、パスワードを入力する場面が少なくありません。このようなダイアログボックスには、毎回入力し直さなくてもよいように、パスワードを保存するためのオプションがチェックボックスの形で用意されています。通常、このチェックボックスをオンにしておくと、次回そのリソースにアクセスしようとしたときには入力用のボックスには「******」のようなマスク文字が表示されます。
ところが、何かのきっかけで、突然チェックボックスがオフになり、バスワード入力用のボックスも空欄になってしまうことがあります。こうなると、ほとんどの場合、それ以降は何度チェックボックスをオンにしても、パスワードが保存されなくなってしまいます。
原因は、ほとんどの場合、パスワードを格納しているパスワードリストファイル(PWL)が壊れてしまったことにあります。
<壊れたパスワードリストファイルを削除する>
パスワードリストファイルが壊れてしまった場合には、これをいったん削除し、Windowsを再起動すれば、自動的に新しいファイルが作成されます。このファイルは[Windows]フォルダ (Windows95をインストールしたフォルダ)の中にあります。エクスプローラなどで探してもかまいませんが、次の手順に従うと簡単に見つけることができます。
[スタート]→[検索]をクリックします。
[名前]ボックスに次のように入力し、[検索開始]ボタンをクリックします。
<ユーザー名>.PWL
<ユーザー名> の部分には、Windows95にログオンするときに使用しているユーザー名を入力します。たとえば、ARUKUというユーザー名でログオンしている場合には、「ARUKU.PWL」と入力します。
検索結果一覧から、検索されたパスワードリストファイルを右クリックし、ショートカットメニューの[削除]をクリックします。
Windows95を再起動します。
新しく作成されたパスワードリストファイルには、前のファイルに保管されていたデータはまったく残っていません。改めて、すべてのパスワードを入力し直さなければなりませんが、そのあとは今までどおり毎回パスワードを入力する必要がなくなります。
1台のコンピュータを複数の人でユーザー名を使い分けて共用している場合には、ユーザーごとに、PWLファイルが存在します。削除するときには、ユーザー名をよく確認してから作業するように注意してください。
014.モニタの省電力機能が使えない!
この機能は、デスクトップの右メニューの[プロパティ]を選ぶと表示される[画面のプロパティ]ダイアログボックスの[スクリーンセーバー]タブの[ディスプレイの省電力機能]欄で設定できます。ここでは、[低電力スタンバイ]と[電源断]の2つのオプションに1〜60までの数字(単位は分)を指定できます。
ただし、省電力に対応していないモニタを接続している場合や、省電力ディスプレイを指定するオプションがオフになっている場合には、[ディスプレイの省電力機能]欄はグレー表示になり、使用できません。
モニタのドライバの確認 正しいモニタのドライバがインストールされているかどうかは、[画面のプロパティ]で確認できます。ここでは、OSR2版のWindows95での操作について解説します。
デスクトップの右メニューの[プロパティ]を選びます。
[画面のプロパティ]ダイアログボックスの[ディスプレイの詳細]タブをクリックします。
[詳細プロパティ]ボタンをクリックします。
[ディスプレイの詳細プロパティ]ダイアログボックスの[モニター]タブをクリックします。
この[モニター]タブの一番上に表示されているモニタ名が、実際に使っているモニタと異なる場合には、右にある[変更]ボタンをクリックして正しいモニタのドライバをインストールし直してください。
[省電力ディスプレイ]のオプションの確認
正しいモニタのドライバがインストールされている場合でも、[省電力ディスプレイ]オプションが設定されていないと、ご質問のような状態になってしまいます。
[ディスプレイの詳細プロパティ]ダイアログボックスの[モニター]タブのモニタ名の下には、次の3つのオプションがあります。
[省電力ディスプレイ]
[プラグアンドプレイモニター]
[停止/再開したときはディスプレイをリセットする]
このうち、[省電力ディスプレイ]のチェックボックスがオフになっていると、[画面のプロパティ]ダイアログボックスの[スクリーンセーバー]タブの[ディスプレイの省電力機能]欄はグレー表示になり、使用できません。このチェックボックスをオンにしてください。
古いモニタなどを使っていて、「スタンダードVGA 640x480」などの汎用のドライバを使っている場合でも、[省電力ディスプレイ]オプションをオンにして、[スクリーンセーバー]タブの[ディスプレイの省電力機能]欄を使用することができます。ただし、多くの場合、きちんと機能するのは[低電力スタンバイ]の設定だけで、モニタの電源を自動的に切ることはできません。
015.CDキー/プロダクトキーを紛失してしまった。
Windowsは、インストール時にCDキー/プロダクトキーを入力する必要があります。これらの番号は、CDケースの裏面や添付のマニュアルの表紙に記載されているので、これを紛失してしまったら大変なことになります。
幸い、OSがインストールされた状態のマシンがあれば、レジストリから調べることが可能です。それには、レジストリエディタを起動し、次のキーを開きます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersionキー
いずれの場合もウィンドウ右側の[名前]欄で[ProductID]という項目のデータに目的の文字列が含まれています。
016.レジストリ ファイルのバックアップ方法について。
Windows 95 の Emergency Recovery Utility を使用して、問題が発生した場合に備えてシステム設定とレジストリ ファイルのバックアップを作成することができます。
このユーティリティは、Windows 95 CD-ROM の Other\Misc\ERU フォルダにあります。
システム設定ファイルのバックアップを作成するには、Eru.exe ファイルをダブルクリックして、画面の指示に従ってください。
バックアップ情報を格納する場所を選択する必要があります。デフォルトでは、その情報はドライブ A のフロッピー ディスクに格納されます。しかし、ローカル ハード ディスクまたはマップされたネットワーク ドライブのような別の場所にバックアップ情報を格納するように選択することができます。デフォルトでは、次のファイルがバックアップされます。
Config.sys
Autoexec.bat
Win.ini
System.ini
Protocol.ini
User.dat
System.dat
Io.sys
Command.com
Msdos.sys
Explorer.exe
バックアップされる User.dat ファイルは、Windows フォルダにある User.dat ファイルであることに注意してください。Windows\Profiles\<username>folder の User.dat ファイルは、デフォルトではバックアップされません。
カスタム バックアップ
特定のファイルのみをバックアップしたい場合は、ファイル リスト画面の [Custom] をクリックしてください。希望するファイルのみをバックアップすることを選択できます。
設定を復元する
バックアップ情報を復元するには、コンピュータをコマンド プロンプトで起動して Erd.exe を実行してください。すべてのファイルを復元したいというわけではない場合は、スペース キーを押してファイルを選択または選択解除してください。Windows 95 内では Erd.exe を実行できないことに注意してください。このユーティリティは、コマンド プロンプトで実行しなければなりません。バックアップ情報をネットワーク ドライブに保存した場合は、MS-DOS レベルでネットワーク ドライブにアクセスしなければなりません コンピュータをコマンド プロンプトで起動するには、コンピュータを再起動して "Starting Windows 95" メッセージが表示されたら F8 キーを押し、[スタートアップ] メニューから [Command Prompt Only] を選択してください。そして、バックアップ情報を含んでいるフロッピー ドライブまたはディレクトリに変更し、Erd.exe を実行してください。
Emergency Recovery Utility は、受け側ディスクに十分な空き領域がない場合には、すべての設定ファイルをバックアップできない場合があることに注意してください。受け側ディスクに十分な空き領域がない場合、Emergency Recovery Utility は、最初に最大ファイルを除いて、容量に合う数のファイルをバックアップします。たとえば、設定ファイルを Windows 95 起動ディスクにバックアップしようとすると、Emergency Recovery Utility は、そのままではレジストリ ファイル (System.dat と User.dat) をバックアップすることができません。
017.レジストリ エラーを解決する方法。
レジストリを編集する前に、レジストリ ファイル (System.dat と User.dat) のバックアップ コピーを必ず作成してください。これらの 2 つのファイルは、Windows フォルダにある隠しファイルです。
トラブルの内容
Windows 95 を起動すると、以下のエラー メッセージのうちの 1 つを受け取ることがあります。
メモリ不足の為、レジストリを読み込めませんでした。
システム レジストリへのアクセス エラーが起きました。レジストリを復元し、コンピュータを再起動してください。
トラブルの原因
これらのエラー メッセージは、レジストリが破損している場合に発生することがあります。
解決方法
レジストリを、最後に Windows 95 を正常に起動したときの状態に復元します。そうするには、以下の手順に従ってください。
コンピュータを再起動します。"Starting Windows 95" メッセージが表示されたら F8 キーを押し、[スタートアップ] メニューから "Safe mode command prompt only" を選択します。
以下のコマンドを入力して、Windows フォルダに移動します。
cd \windows
次の行を入力します。
attrib -s -h -r system.dat
次の行を入力します。
ren system.dat system.bad
コンピュータを再起動します。Windows 95 は、System.dat ファイルが見つからない場合に System.da0 ファイルを使用します。このファイルが使われる場合、Windows 95 はその名前を System.dat に変更します。
この項の手順に従った後もエラーが発生し続ける場合は、次を参照してください。
System.1st を使用する
レジストリを、最初に Windows 95 を正常に起動したときの状態に復元します。手順は次のとおりです。
コンピュータを再起動します。 "Starting Windows 95" メッセージが表示されたら F8 キーを押し、[スタートアップ] メニューから "Safe mode command prompt only" を選択します。
次のコマンドを入力します。
cd \windows
次の行を入力します。
attrib -s -h -r system.dat
次の行を入力します。
ren system.dat system.xxx
次の行を入力します。
attrib -s -h -r system.1st
次の行を入力します。
copy system.1st c:\windows\system.dat
次の行を入力します。
attrib +s +h +r system.1st
コンピュータを再起動します。
この手順に従った後もエラーが発生し続ける場合は、Windows 95 を再インストールして、レジストリ
ファイルを再作成してください。
Windows 95 の再インストール方法。
コンピュータを再起動します。 "Starting Windows 95" メッセージが表示されたら F8 キーを押し、[スタートアップ] メニューから "Command Prompt Only" を選択します。
次のコマンドを入力し、Enter キーを押してすべてのユーザー プロファイルを削除します。
ren c:\windows\profiles c:\windows\oldprofiles
次の行を入力して、既存のレジストリ ファイルの名前を変更します。各行の後で Enter キーを押します。
cd \windows
attrib -s -h -r system.dat
ren system.dat system.xxx
attrib -s -h -r user.dat
ren user.dat user.xxx
attrib -s -h -r system.da0
ren system.da0 system.yyy
attrib -s -h -r user.da0
ren user.da0 user.yyy
attrib -s -h -r system.1st
ren system.1st system.zzz
Windows 95 セットアップを実行します。
バックアップを復元した後、または System.1st を使用してレジストリを置き換えた後で、プログラム (特にレジストリに書き込むプログラム) を再インストールしなければならない場合があることに注意してください。
018.サウンドが再生されない。
サウンドの設定をきちんとしているのに起動時や終了時にサウンドが再生できない場合、メッセージ関連の処理をする 「Msgsrv32.exe」 というファイルが壊れてしまっている可能性があります。
このようなファイルが壊れてしまう理由は終了時などに正常に終了しなかったり、ハングアップして強制的にリセットボタンなどから再起動していると起こることがあります。
放っておくと、周辺機器接続時にプラグ&プレイ機能が使えない、デスクトップ画面が表示されなくなる、などのトラブルに発展する可能性もあります。
尚、ここではハードウェアやその設定は正常なものとし、それなのになぜかサウンドが再生されないというケースを取り扱っています。
Windwos のCD-ROMを用意してドライブにセットしておきます。
オートランでメニューが表示されたら終了しておいてください。
<スタート>メニュー → <ファイル名を指定して実行(R)> を選び [名前] 欄に 「extract(半角空き)/a(半角空き)/e(半角空き)/l(半角空き)\(半角空き)d:\win95\win95_03.cab(半角空き)msgsrv32.exe」
(d:\はCD-ROMのドライブレターです。適宜読み替えてください。)
と入力して<OK>ボタンを押します。
DOS 窓で処理が表示されますが、c:\windows\デスクトップ>となって停止したら DOS 窓を閉じてください。
起動ドライブの直下に 「msgsrv32.exe」 が抽出されていると思います。
現在の msgerv32.exe と置き換えるには DOSモードで再起動する必要があります。
<スタート>メニュー → <Windowsの終了(U)> → <MS-DOSモードで再起動する(M)>にチェックを入れて<OK>ボタンを押します。
MS-DOS モードで再起動したら、プロンプトに続けて 「ren(半角空き)\windows\system\msgsrv32.exe(半角空き)msgsrv32.bak」 と入力して [Enter] キーを押します(リネーム)。
続いて 「move(半角空き)\msgsrv32.exe(半角空き)\windows\system\」と入力して [Enter] キーを押します(移動)。
「exit」 と入力して [Enter] キーを押して通常モードで起動すると完了です。
問題が解決した場合は、リネームしたmsgsrv32.bak は削除してかまいません。
参考:msgsrv32.exe の役割
新規に追加したプラグ&プレイ対応機器を検出し、情報をシステムに通知する
Windows 98 上で Windows 95 のセットアップをしようとすると警告メッセージを表示する
ネットワーク接続が有効になっている場合、ログオン画面を表示する
起動時に Windows 用ドライバソフトをメモリに読み込み、終了時には削除する
起動時にデスクトップを表示するために Explorer.exe を実行する
020.Windows2000のネットワークプリンタを利用するには。
Windows2000のネットワークプリンタを利用するには、Windows95のプリンタポートをネットワークプリンタに割り当てる必要が有ります。
ポートの割り当て方は、「コントロールパネル」→「プリンタ」→ローカルプリンタを右クリックしてプリンタのプロパティを表示させます。
「詳細」タブをクリックし、印刷先のポート欄の右の「ポートの追加」をクリック。
「ポートの追加」ダイアログボックスが表示されます。
「プリンタへのネットワークパス」で、Windows2000のプリンタを参照し、「パス名」にネットワークプリンタ名を入力します。
「OK」→「OK」をクリックしプリンタのプロパティを終了します。
これで、ポートへのネットワークプリンタの割り当ては終了です。