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WindowsVista Solution

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起動と終了に関する問題

001.Windows Vista が起動しない。

Windows を強制終了させた場合など、なんらかの原因で起動しない場合「セーフモード」を選択する。

<セーフモードの起動方法>

@パソコン本体の電源スイッチをON。
Aメーカーのロゴマークが表示されたら、キーボードの「F8」を「詳細ブートオプション」画面が表示されるまで数回押す。
B「詳細ブート オプション」が表示されたら、「セーフモード」を選択し、キーボードの「Enter」キーを押す。

なお「ログオンパスワード」を設定している場合は、パスワードの入力画面が表示されるので、パスワードを入力する。


002.システム回復オプションからシステムの復元をする方法

Windowsに、システムファイルの不足や破損などの障害が生じたとき、セーフモードでも起動しない場合がある。
このような場合は「システム回復オプション」から「システムの復元」を行う。

@パソコン本体の電源スイッチをON。
Aメーカーのロゴマークが表示されたらキーボードのF8キーを「詳細ブートオプション」画面が表示されるまで数回か押す。
B「詳細ブート オプション」が表示されたら、「コンピュータの修復」を選択し、キーボードのEnterキーを押す。
C「システム回復オプション」が表示される。「次へ」ボタンをクリックします。
D「ユーザー名」と「パスワード」の入力画面が表示されるので、ユーザー名の▼をクリックし、ユーザー名を選択しパスワードを入力後、「OK」ボタンをクリック。
E「システム回復オプション」のメニュー画面が表示されるので、「システムの復元」をクリック。
(この時、下図のようなメッセージが表示された場合は、「OK」ボタンをクリック。
<メッセージ>システムの復元ウィザードは既に実行されています。このプログラムは終了します。
F「システムの復元」が開始されるので、「次へ」ボタンをクリックします。
G「復元ポイント」が表示されるので、復元したいポイントをクリックし、「次へ」ボタンをクリック。
H「復元するディスクの確認」が表示されるので、「次へ」ボタンをクリック。
I指定した内容が表示される。間違いがなければ「完了」ボタンをクリック。
J「続行しますか?」と表示される。「はい」ボタンをクリック。
K「初期化しています」と表示される。暫く待つ。
Lシステムの復元が完了した旨のメッセージが表示されるので「再起動する」ボタンをクリックしパソコンを再起動する。
Mパソコンが再起動すると下図のようなメッセージが表示されるので、「閉じる」ボタンをクリック。
<メッセージ>システムの復元は正常に完了しました。

なお「詳細ブートオプション」に「コンピュータの修復」が表示されない(ハードディスクに「システム回復オプション」がインストールされていない)場合は、Windows Vistaのインストールディスクを使用する。

@インストールディスクをセットし、PCの電源をON。
Aインストールプログラムが起動したら、言語やキーボードの種類を入力する.
B「次へ」をクリック。
C「今すぐインストール」の画面で「コンピータを修復する」をクリック。
D「システム回復オプション」の画面で、修復するOS(Windows Vista)を選択。
E「次へ」をクリック。
F「システムの復元」を選択。
G「システムの復元」の画面で「次へ」をクリック。
Hシステムの復元で使用する復元ポイントを選択。
I「次へ」をクリック。
J修復内容を確認し、「次へ」をクリック。
K復元ポイントの確認画面が表示される。「完了」をクリック。
L「続行しますか?」と表示される。「はい」ボタンをクリック。
Mシステムの復元が実行される。


操作時に関する問題

001.Windows Aeroをオフにしたい。

Windows Vistaの操作や画面表示が少し重いと感じたら「Windows Aero」をオフにすることで改善される。

@デスクトップを右クリックして、メ二ューから「個人設定」を選択する。
A「ウィンドウの色とデザイン」をクリックする。
(補足)「Windows Aero」における透明度やウィンドウ色の設定もここから変更できる。
B一番下にある「詳細な色の〜はクラシックスタイルの[デザイン]プロパティを開きます」部分をクリックする。
Cデザイン設定画面で、「配色」から「Windows Vistaベーシック」を選び その後で「効果」ボタンをクリックする。
(背景色を変えたい場合は、「詳細設定」ボタンをクリックして設定する)
D効果設定画面のチェックをすべて外し、「OK」をクリック。
E「デザインの設定」に戻るので、「OK」をクリックしてウィンドウをとじる。

ウィンドウの透明化処理がなくなり、メ二ユーの影や表示フォント処理も無効になった。これでPCへの負担もかなり軽減する。


002.サイドバーをオフにしたい。

デスクトップ右端のサイドバーはガジェットと呼ばれる小さなアプリケーションを表示したり、制御することができるが、使わなければばオフにすることでシステムの負担を軽減できる。

@「Windowsサイドバー」の上にカーソルを持っていき、右クリックから「プロパティ」を選択。
A「Windowsの起動時にサイドバーを開始します」のチエックをはずしOKをクリック。

次回からはPCを起動してもサイドバーはオフとなる。
なお再表示したければ「スタート」→「すべてのプロクラム」→「アクセワリ」→「Windowsサイドバー」をクリックする。


003.使わない機能を無効化したい。

ユーザーによってはまったく使わない機能を無効にすることでメモリの利用を抑えることができる。
Vistaに搭載されたさまざまな機能を、個別に有効/無効化することによってシステムの軽量化が可能となる。

@「スター卜」→「コントロールパネル」を開き、「プログラム」をクリックする。
A「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリック。「Windowsの機能」設定ウィンドウが表示される。
BタブレットPCを使わないなら「Tablet PCオプションコンポーネント」チェックを外す。
C「Windowsミーティングスペース」とは、P2Pによるファイルや環境共有機能なので通常は使用しないのでチェックを外す。
D「ゲーム」も不要ならばチェックを外そう。残したいものがあるなら、そこだけにチェックを入れる。
E「OK」クリックすると再構成が始まる。

処理が終わると、PC再起動のダイアログが出るので「再起動」をクリックして完了。


004.視覚効果をオフにしたい。

Vistaには、さまざまな視覚効果が使われている。
視見効果とは、
・ウインドウを最大化・最小化するとさのアニメーション処理
・デスクトップアイコンや影
・アイコンのサムネイル表示
・フォルダの背景画像など

この機能をオフにすることで表示などがXP/2000などと同等の表示機能になる
なおこの設定を適用してもWindows Aeroが使えなくなることはない。

@「スタート」→「コンピュー夕」を開き、「システムのプロパティ」をクリックする。A右側の「タスク」の下にある「システムの詳細設定」をクリックする。
B「ユーザーアカウント制御」警告が表示されたら「続行」をクリック。
C「システムのプロパティ」が開くので、「詳細設定」タブ→「パフォーマンス欄の右側にある「設定」ボタンをクリック。
Dパフォーマンスを優先する」にチェックを入れる。項目のチェックがすべて外れたのを確認し、「OK」をクリック。
Eタスクバーやウインドウの外観を見ると、Windows98の頃に戻ったかのようなデスクトッになる。

(なおここまでシンプルにしたくないなら、4番目の設定で「カスタム」を選び、アニメーシヨンや影などの視覚効果だけをオフにする)


005.「スタート」メニューをクラシック表示にしたい。

@[スタート]ボタンを右クリック。
A「プロパティ」を選択。
B[「スタート」メニュー]タブをクリック。
C[クラシック「スタート」メニュー]を選択。
D「OK」をクリック。


006.起動時にパスワード入力不要にしたい。

@ [スタート]ボタンをクリック。
A [検索]ボックスに「control userpasswords2」と入力する。
B 検索結果をクリック。
(なお [ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスが表示されたら、[続行]ボタンをクリック。
C [ユーザーアカウント]ダイアログボックスが表示される。
D ユーザーがこのコンピュータを使うには、 ユーザー名とパスワードの入力が必要] ボックスのチェック(レ)を外す。
E [OK]ボタンをクリックする。
F [自動ログオン]ダイアログボックスに自動ログオンするユーザー名、パスワードを入力する。
G [OK]ボタンをクリックする。


007.特殊フォルダの場所は?

Windows 2000/XPとは違い場所が変わった主な特殊フォルダの場所は以下の通り。

クッキー◆ C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Cookies
インターネット一時ファイル◆ C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Microsoft\Windows\Temporary Internet Files
インターネット履歴◆ C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Microsoft\Windows\History
送る◆ C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\SendTo
プログラムメニュー(個人)◆ C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs
プログラムメニュー(全体)◆ C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs
非表示になっているフォルダは、エクスプローラから「ツール」 → 「フォルダオプション」 → 「表示」 で 「隠しファイルおよび隠しフォルダを表示する」 の設定にする。
それでも見えないフォルダは、 「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」 のチェック(レ) を外す。


008.IE7で、メニューバーを常に表示したい。

Internet Explorer7の標準設定では、メニューバーは表示されない。
以下の操作をすると常に表示できる。

@ [ツール]をクリックする。
A メニューバーをチェックする。


009.スリープからの復帰時にパスワード入力を不要にしたい。

@「スタート」→「コントロールパネル」の順にクリック。
A「ハードウェアとサウンド」をクリック。
B「電源オプション」より「スリープ解除時のパスワードの要求」をクリック。
C画面下部にある「パスワードを必要としない」をクリックし、「保存」ボタンをクリック。
(この時、画面下部にある「パスワードを必要としない」がグレーアウトし、クリックできない場合がある。
この場合、画面上部にある「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック。
なお「ユーザーアカウント制御」の画面が表示された場合は、「続行」ボタンをクリック「パスワードを必要としない」がクリックできるようになるので、設定する)


010.無線でインターネットに接続する方法

Windows Vistaでは、自動的に無線LANのアクセスポイントを検索する機能があるので、接続設定が容易に行える。

@「スタート」→「接続先」の順にクリックします。
A接続先を選択して「接続」ボタンをクリックします。
Bネットワークセキュリティキーを入力後「接続」ボタンをクリックします。
(次回Windows Vistaを起動した際、自動的に無線LANでインターネットに接続する場合は「このネットワークを保存します」と「この接続を自動的に開始します」にチェックをいれる。
C「閉じる」ボタンをクリックします。


011.UACを無効にしたい。

Windows Vistaでは、標準で「ユーザーアカウント制御」(UAC:User Account Control)がオンになっており、ユーザーアカウントの使い方が厳しくなっている。
たとえば管理者権限が必要な操作を行う際にはそのつど確認のダイアログが現れる。

とはいえ、いちいちダイアログで警告されるのは面倒だというユーザーもいるだろう。
Windows XPと同じように警告なしに権利権限が必要な操作を行いたい場合、UACを無効化することができる。

@コントロールパネル→「ユーザーアカウント」→「ユーザーアカウント」
Aユーザーアカウントの設定画面で<ユーザーアカウント制御の有効化または無効化>をクリック。
B[レ] ユーザーアカウント制御(UAC)を使ってコンピュータの保護に役立たせる。
このチェックを外す。


012.XPのユーザー辞書をVistaで復元する方法。

まずWindows XPで使用する「IME 2003」のユーザー辞書をバックアップする。

@言語バーの[ツール]ボタンをクリックし、表示されるメニューの[プロパティ(R)]をクリック。
A「Microsoft IME スタンダードのプロパティ」画面が表示される。「辞書/学習」タブをクリック。
Bユーザー辞書”項目の[参照(B)]ボタンをクリック。「ユーザー辞書の設定」画面が表示される。
Cバックアップしたいユーザー辞書ファイルをマウスの右ボタンでクリックし、表示されるメニューの[コピー(C)]をクリック。

なおWindows XPで「Microsoft IME 2003」を使用している場合のユーザー辞書ファイルは、[C:\Documents and Settings\(ユーザー名)\Application Data\Microsoft\IMJP9_0\imjp9u.dic])

Dバックアップする記憶媒体(フロッピーディスクなど)のドライブを開く。
Eアイコンが何も表示されていない部分でマウスの右ボタンをクリックし、表示されるメニューの[貼り付け(P)]をクリック。

次にバックアップしたユーザー辞書をVistaの「Microsoft IME」に取り込む。

@言語バーの[ツール]ボタンをクリックし、表示されるメニューの[辞書ツール(T)]をクリック。「Microsoft IME 辞書ツール」画面が表示される。
Aメニューバーの[ツール(T)]→[Microsoft IME 辞書からの登録(I)]をクリック。「Microsoft IME 辞書からの登録」画面が表示される。
Bバックアップしたユーザー辞書ファイルを保存した記憶媒体を挿入し「ファイルの場所(I)」、「ファイル名(N)」を指定して[開く(O)]ボタンをクリック。
C「Microsoft IME 辞書からの登録」画面が表示される。[終了]ボタンをクリック。
D「Microsoft IME 辞書ツール」画面に戻り「単語の一覧」タブ、「用例の一覧」タブをクリックし復元されていることを確認する。


013.「ドキュメント」フォルダをDドライブ以降に移したい。

Cドライブの「ドキュメント」フォルダは、別のドライブへ移動させることができる。
これは、Cドライブの空き領域を確保するとともに、Cドライブがシステムエラーで破損した場合のデータ保護にもなる。

移動は、「ドキュメント」フォルダを右クリック→「プロパティ」を選択。
「ドキュメントのプロパティ」画面で「場所」タブを開き、「移動」をクリック。
「移動先の選択」画面で「新しいフォルダ」をクリックしフォルダを作成。
「Documents」など適当な名前をつけて「フォルダの選択」をクリック→OK。
警告画面が表示されるので「はい」をクリックし完了。


014.「ネットワーク用ファイルとプリンタ共有」のチェックが外れてしまう。
ローカルエリア接続のプロパティで、「Microsoftネットワーク用ファイルとプリンタ共有」の項目にチェックをいれてあるが、パソコンを再起動するとチェックが自動的に外れてしまう。

.これはLenovo社の機種(Thinkpad)に特有の問題で、以下の操作により設定を変更できる。

スタートボタン→プログラム(P)→ThinkVantage→Acces Connections→ロケーション(L)→プロファイルの管理(M)→編集(E)→追加設定→ネットワークセキュリティ(Y)→設定(E)→セキュリティ設定の画面で「ファイルとプリンタの共用を使用不可にする」のチェックを外す→OK


015.「Microsoft office 2007を構成しています」というメッセージが出ないようにしたい。(Word・Exel起動時)

office 2007を再インストールしてください。
その際、標準やカスタムでなく、フルインストールしてください。