Windows の歴史             Top Page


MS-DOS(1981年)

MS-DOS は、 Microsoft Disk Operating System の略で、フロッピーディスク1枚で起動ができるためこの名がつけられました。
システムファイルは MSDOS.SYS 、IO.SYS 、COMMAND.COM の3ファイルからなっています。
黒い背景に白い文字の画面は、Windows のコマンドプロンプトが全体に表示されているような印象です。



この画面でコマンドを打ち込んでプログラムを起動していました。

NEC PC-9801 シリーズなど各社16ビットパソコンに導入され、事実上の標準 OS として長い間使われていました。
1995年、Windows 95 が発売され MS-DOS は Windows と統合されました。

ユーザの多いアプリケーションが Windows へ移行し始めるにつれ、MS-DOS は一般用途では徐々に使用されなくなりました。

Windows 2000 および XP になると、もともと MS-DOS を使わない Windows NT をベースにしたことで、MS-DOS のシステムは完全に消滅しました。
ただし、コマンドプロンプトでは MS-DOS 用のコマンドが一部残されています。



  1975年 Bill Gates 氏が Microsoft を設立。
  1977年  Steve Jobs 氏が Apple Computer を設立。 
  1981年 Microsoft から「MS-DOS Ver 1.0」リリース。
  1982年 NEC から「PC-9801シリーズ」リリース。
  1983年 Apple から「Macintosh」リリース。
  1985年 Windows 1.0 (MS-DOS上で動作)
  1987年 Windows 2.0 (ウィンドウの重ね表示)
  1990年 Windows 3.0
  1992年 Windows 3.1
  1993年 Windows NT Workstation 3.1 (32 bit OS)
  1994年 Netscape Navigator 1.0(Netscape Communications)リリース。
  1995年 Windows 95 「Internet Explorer 1.0」「Netscape Navigator 3.0」(1996年)「Internet Explore 4」(1997年)
  1995年 「Yahoo!」設立。
  1996年 Windows NT Workstation 4.0  「Internet Explore 2.0」「Internet Explore 6」(2001年)
  1998年 Windows 98 「Internet Explorer 4.01」「Internet Explore 6」(2001年)
  1998年 「Google」設立。
  1999年 Windows 98 Second Edition 「Internet Explorer 5.0」「Internet Explore 6」(2001年)
  2000年 Windows 2000 「Internet Explore 5.01」「Internet Explore 6」(2001年)
  2000年 Windows Millennium Edition 「Internet Explore 5.5」「Internet Explore 6」(2001年)


Windows 3.1(1992年)
Windows の初期バージョンは MS-DOS から起動する MS-DOS の追加製品として提供されていました。
当初 Windows は市場に受け入れられませんでしたが、1990年発売の Windows 3.0 あたりから徐々に受け入れられて、
Windows 3.1 で徐々にデファクトスタンダードとしての土台ができました。
Windows 3.0 と Windows 3.1 は全世界で1億台、日本国内でも400万台が出荷され、Windows は事実上の標準の地位を確立しました。



Windows 95(1995年)
MS-DOS と Windows を統合し使いやすさと性能を向上させたコンシューマ向け OS としてリリース。
従来の Windows 3.1 よりも使い勝手が改良され、Windows 95 はユーザー・市場のニーズをよく読んでそれに応えました。
これによりWindows 95 はデスクトップ OS の事実上の標準となりました。



Windows 98(1998年)
Windows 95 のバグ (不具合) が大幅に修正され、安定性が向上しました。
クィック起動バーが初めて採用されました。
また Internet Explorer とデスクトップを統合する「Active Desktop」機能(デスクトップ上に Web コンテンツを表示)が追加されました。



Windows 2000(2000年)
Windows 9x 系に比べて安定性・堅牢性に優れた NT カーネルを基に開発。
主に業務用として位置付けられました。
開発当初から Windows NT 系と Windows 9x系 の統合が計画されていたため、一般ユーザーへも十分に対応できるよう
Windows 9x系 のユーザーインターフェイスも取り込まれています。



Windows Millennium Edition(2000年)
Windows 9x系 は Windows NT系 への統合が計画されていたものの、Windows 2000 がまだ一般ユーザ向きではないとの判断から、
急遽 Windows 98 Second Edition の次版として Windows Me がリリースされました。
しかし、システム復元機能など多機能性が求められた結果、OS 自身はシステムリソースを多く占有するという欠点を抱えることとなり、
ブルースクリーンやフリーズが多発したため、9x系 Windows の最終バージョンでありながら最も不安定という不名誉な評価を受けています。



  2001年 Windows XP 「Internet Explorer 6」「Internet Explore 8」(2009年)
  2001年 Apple から「Mac OS X」がリリース。
  2007年 Windows Vista 「Internet Explorer 7」「Internet Explore 9」(2011年)
  2007年  Apple から「iPhone 1」がリリース。(iOS 1.0) 
  2009年 Windows 7 「Internet Explorer 8.0」「Internet Explorer 11」(2013年)
  2012年 Windows 8 「Internet Explorer 10」
  2013年 Windows 8.1 「Internet Explorer 11」
  2015年 Windows 10 「Microsoft Edge」「Internet Explorer 11」


Windows XP (2001年)
一般家庭向け Windows を Windows NT系 に統合することを目標に開発。
これにより、Windows XP は Windows NT の安定性・堅牢性と Windows 9x系 のマルチメディア機能を併せ持った汎用 OS となりました。



Windows Vista (2006年)
Windows XP の後継OSとしてリリースされました。
Aero(エアロ) と呼ばれる新しいGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェイス) が組み込まれ、
3D表示や透明表示、アニメーション効果が強調されたため、見た目が大きく変化しました。



Windows 7 (2009年)
Windows Vista の後継版としてリリースされ、Vista を基盤にしてカーネル設計やコンポーネント化のモデルの改良が行われています。


Windows 8 (2012年)
Modern UI の採用、Windows Store の同時リリース、Microsoftアカウントや OneDrive によるクラウドサービスへの対応強化、
ARMに対応した Windows RT の同時リリースなど、タブレット端末で先行して多く採用されていた iOS や Android を強く意識したものとなっています。
2013年10月より、Windows 8.1 の提供が開始されました。



Windows 10 (2015年)
PCおよびタブレット、モバイル端末用のオペレーティングシステム (OS) です。
Windows シリーズでは最後のバージョンとなります。
今後は「Windows Update」を通じて定期的にバグ修正のほか、機能改良や追加が行われ、これまでのような OS 規模のアップデートは
今後行われないとされています。













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