Windows 98 の新機能
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Windows98は、1998年にマイクロソフト社が発売したパソコン用OSです。

複数のユーザーがインターネットへ同時にアクセスできるという接続共有機能の追加を
はじめ、新しいUSB接続方式への対応など様々な改良が施されました。

インターネット接続共有とは、家庭内にある複数のパソコンのうち1台でもインターネットに接続されていれば、
残りのパソコンからもインターネットが利用できるようになる機能です。
複数のパソコンを持つ家庭も増え、急速に増えつつあるインターネット利用に対応しようというものです。
Windows98以降、パソコンはますますインターネットを使うための道具として使われるようになりました。
                                 
また、マウスやプリンタなどの周辺機器をパソコンに接続する端子を「インターフェイス」と呼びます。
身近な例では、家庭用電源のプラグとコンセントも家庭用電源のインターフェースといえます。

パソコンの歴史はかなり古いために、パソコンのインターフェースにはたくさんの種類があります。
従来のインターフェイスでは、周辺機器ごとに接続コネクタやケーブルが違い、周辺機器の数だけ専用ケーブルが必要でした。
                                       

Windows98以降は、新しい方式が提案されました。それがUSBインターフェースです。
USB対応の周辺機器ならどれも同じケーブルで接続でき、ケーブルを挿すパソコン側のコネクタも空きがあればいいだけになりました。

USBインターフェースは何がすぐれているのでしょうか?
パソコンに挿すだけで周辺機器がすぐ使える状態になる。
これが本当の意味でのプラグアンドプレイ(機器の自動認識)ということができます。


そして、Windows XP へ

WindowsXPは、ブロードバンド(高速大容量)時代にふさわしいOSとして、2001年11月にリリースされました。
XPの称号は、EXPERIENCE(経験による知識)を意味しています。
                                 
マイクロソフト社のWindowsには、9X系(95、98、Me)とNT系(NT、2000)という二つの系列がずっと並存してきました。
前者はおもに個人利用者向けで、後者はビジネス利用者向けという色分けがされていましたが、今回のXPに至って、
ついにこの二つの系列が一本化されることとなったのです。

XPの基本設計はNT/2000系を継承していますが、高速起動機能やビデオ編集機能など、
WindowsMeから取り入れられた新機能もしっかりと受け継がれています。
メディアプレーヤーなどのマルチメディア機能、常時接続や無線LAN(構内通信網)などに対応したネットワーク機能、
CD-Rの書き込み機能など、最新テクノロジーに対応した新機能も、数多く採用されています。
ここでは、XPの三大特徴について説明します。

1.安定性を増したOS
WindowsXPの最大の魅力は、なんといってもOSの安定性です。
今までの95/98/Meは、MS-DOSの設計方針を継承しており、そのため、途中でパソコンが動かなくなってしまったり、
青いエラー画面になってしまったりといったことがよく起こりましたが、その頻度がかなり軽減されています。

2.セキュリティの強化
ADSLなどを利用したインターネットへの常時接続が一般的になるにつれ、インターネット側からの不正アクセス(盗聴や破壊)
に対する防御も必須のものとなりつつあります。
WindowsXPでは、あらかじめファイアウォール機能を用意することで、従来よりも安全にインターネットに接続できるようになっています。
                                         
3.複数ユーザでの利用
一台のコンピュータを複数人数でより簡単に共有することができるようになりました。
これまでは、一度すべてのアプリケーションを終了させないとユーザーの切り替えができなかったのですが、
作業途中のままで別のユーザーに切り替えられます。
ちょっと割り込んで自分の仕事をする場合など、便利に使えそうです。


用語の説明
MS-DOS (エム・エス・ドス)
Windows95以前の時代に使われていた16ビットOS。
マイクロソフト社が作った「Disk Operatig System」という呼称で、その頭文字をとってMS-DOSと呼ばれています。
Win95/98/MeではOS自体が32ビット化されていますが、システム上MS-DOSと共存しており、
多くの16 ビットアプリケーションも動作することができるように設計されています。
その結果、16ビットアプリケーションが多数起動されることによってメモリ不足が発生する場合があります。
Windows 2000/XP以降、システム上、メモリー保護機能が強化され、またメモリ領域を拡大することもできることから、
16ビットアプリケーション特有の制限を気にする必要はなくなりました。



どんなパソコンを買えばよいのか

快適に操作できるパソコンを購入するために、以下のスペックを推奨します。
スペックはメーカーのカタログ等でご確認ください。

Windows2000/XP
CPU(プロセッサ)    PentiumV 800MHz 以上
メモリ(RAM)     256MB 以上
VRAM(ビデオRAM)      8MB以上
HD(ハードディスク)   20GB以上

Windows98/Me
CPU(プロセッサ)    PentiumU 400MHz 以上
メモリ(RAM)     128MB 以上
VRAM(ビデオRAM)      4MB以上
HD(ハードディスク)   10GB以上
                                         

用語の説明
VRAM (ビデオラム) Video Randam Access Memory
ビデオメモリ (video memory)ともいいます。
パソコンの画面表示に必要なデータを保存する専用のメモリ。
一般的にはビデオカードに搭載されていますが、ビデオカードを搭載していない
場合は、メインメモリの一部が割り当てられることも多い。
画面の最大解像度や最大同時発色数はビデオメモリの容量に左右されます。

ビデオメモリ搭載容量の確認手順
ファイル名を指定して実行 → 「dxdiag」と入力。[OK]
「DirectX 診断ツール」 が起動したら [ディスプレイ] タブをクリックします。






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