IPアドレスって何?                            Top Page

インターネットでサイトを検索したりするときに、必ずお目にかかるのが www.yahoo.co.jp というような文字によるアドレス表記。
これはいったいどんな仕組みになっているのでしょうか。


(1) IPアドレスはコンピュータの住所です。

インターネットにつながっているコンピュータには、データをやりとりするときの宛先のめじるしとなるよう、全て数字の識別番号が与えられています。
この番号をIPアドレスと呼びます。

インターネットやメールの送信、受信では、この IPアドレスを頼りにデータをバケツリレーしていくのです。

アドレスといっても、例えば 「あなたの住所は 1822271251 です」 と言われても間違える危険が大。
そこで、少し扱いやすくするため、4つの部分に区切って表記します。

さっきの例なら 182.22.71.251 という具合です。

初めてインターネットに接続するとき、「ドメイン・ネーム・サーバ の設定」 という作業で、このような数字を打ち込みましたね。

これは、プロバイダのコンピュータ (ドメイン・ネーム・サーバ と言います) の IPアドレスを、こういうかたちで登録したのです。



(2) ドメイン名は、IPアドレスをローマ字に置き換えたもの。

数字で表現する IPアドレスは、コンピュータには都合が良くても、人間にとっては不便で仕方ありません。

電話番号だって覚えにくいから 「4126 ヨイフロ」 などと語呂合わせするわけで、世界中のコンピュータが交流するには何か分かりやすい住所表記の手段が欲しいところです。

そこで、コンピュータにドメイン名というローマ字の名前を付ける方法が考えられました。

そして、ネット上に名前 (ドメイン名) と住所 (IPアドレス) の対応表を用意しておき、利用者がドメイン名を指定すると、表を調べて IPアドレスに置き換えてやろうというのです。


この名前と住所の変換を行うのが DNS (ドメイン・ネーム・システム) という仕組みで、先ほど登場した ドメイン・ネーム・サーバ がその仕事を司っています。


たとえば、メールアドレスの形式は、ユーザ名 @ ドメイン名 であることはみなさんご承知だと思います。

ドメイン名というのがよくわからなくても、一度でもインターネット上の誰かにメールを出したことがあれば、yamada@yahoo.ne.jp みたいな呪文をどこかで入力したことがあるんじゃないでしょうか。



(3)コンピュータの名付け親システム、DNS (ドメイン・ネーム・システム)

DNS とは、ドメイン・ネーム・システム (Domain Name System) の略です。

何をするためのものかというと、「ドメイン名を元に、そのコンピュータの IP アドレスを教えてくれる」 というのが一番大きな役割になります。

例えば、ヤフー株式会社のホームページにアクセスしようと、Web ブラウザを立ち上げ、「www.yahoo.co.jp」 にアクセスしたとします。

あなたのコンピュータは、アクセス先の IP アドレスを教えてもらわないとアクセスできないので、DNS サーバに 「www.yahoo.co.jp の IP アドレスは何番ですか?」 と尋ねます。

すると、DNS サーバは、ドメイン名を元に DNS に登録された情報を検索し、IP アドレス (182.22.96.241) を調べて返します。

そして、あなたのコンピュータは yahoo株式会社のホームページに無事にアクセスできるようになります。



(4) 誰がコンピュータの住所を知っているの?

DNSはドメイン名とIPアドレスを対応させる働きを持つ、というわけですが、すると各地のDNS サーバは膨大な数のアドレスを全て記憶しているのでしょうか?

いえいえ、そんなことはありません。

ネットワークの規模が小さいときは、各コンピュータに単純な名前を付けるだけで何とかなりました。
同じ部署やクラスの友達が 「○○くん」 と名前で呼ぶだけでちゃんと通じているようなものです。

ところがこれが次第に広がりをみせ、遠隔地のネットワークと接続するようになると、「どこの」 誰なのかが分かるような識別が必要になります。

「経理部の斉藤さん」 とか 「広報部の太田さん」 という具合に、所属をつけて呼ぶわけです。

それで、ドメイン名も階層的な構造にして、組織名 (たとえば yahoo) の後ろに、会社なら co 、そして大学なら ac、などという属性名を付加するようになりました。

さらに、国際的な接続をするために、国を示す jp とか uk などのもう一段上位の識別子が加わります。

こうして、www.yahoo.co.jp のような形の、ピリオドでつながれた 「所属付き」 名前ができあがったのです。


こういう大きな仕組みになってくると、めいめいが勝手な名前を付けていては、ドメインが重複して、住所表記としての役割を果たさなくなる恐れがあります。

そこで、これらの住所 (IPアドレス) と名前 (ドメイン) がきちんと一意に割り当てられるよう、世界的な管理機構を設け、その下部組織である各国の NIC (ネットワーク・インフォメーション・センター) が、実際のドメイン名の申請の受け付けや割り当てを行っています。

表記法と同じく、情報の管理も階層的な分業が行われているのです。

DNS サーバは、yahoo という組織レベルの情報を管理するものや、その上位の co (属性) のレベル、また jp という国のレベルを扱うものと役割を分担しています。

自分の段階で分からなければ上位のサーバに問い合わせていくことで、どんなドメインのアドレスも得られるという仕組みです。

それぞれのネーム・サーバが自分の領域の情報に関して責任を持ち、互いに協力し合うことで広大なネットワークがはじめて機能する。

DNSは、分業と自律というインターネット方式の、代表例のひとつといって良いでしょう。






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