2月9日    アナと雪の女王  (Frozen)  2013年 (平成25年)                      
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アレンデール王家の姉妹、エルサとアナ。

触れるもの全てを凍らせてしまう「禁断の力」を持つ姉エルサは、妹アナを傷つけることを恐れて、

幼い頃からその力を隠し続けてきた。

だが、エルサが新女王となる戴冠式で、彼女は「禁断の力」を制御できず、夏の王国を真冬に変えてしまう。


城から逃亡した彼女は、禁断の力を思うがまま解き放ち、一人だけの雪と氷の城を作り上げる。

一方、妹のアナは、雪と氷の世界に閉ざされてしまった王国を救うため、山男のクリストフとトナカイの

スヴェンと共にエルサが築いた氷の城へ向かう。


アナの想いは凍った世界を溶かすことができるのか?

凍った世界を救い奇跡を起こす「真実の愛」とは何か?

運命に引き裂かれた二人のヒロインが繰り広げるドラマティック・ファンタジー。


アナと雪の女王(Frozen)2013年(米、ディズニー)

監督:クリス・バック(Chris Buck)脚本:ジェニファー・リー(Jennifer Lee) 原作:アンデルセン(Hans Andersen)



                           



「アレンデール王国」のモデルとなったのが、ノルウェー南西部の町ベルゲン。

カラフルな三角屋根の建物がずらりと立ち並ぶ光景は、まるで絵本の中から飛び出してきたかのよう。

どこからかアナやエルサが現れてくるような気がしませんか?


映画をつくるにあたって、美術スタッフはノルウェーへと「リサーチ旅行」へ出かけたそうです。

そこで見た北欧の壮大な自然や文化からインスピレーションを得て、ファンタジック・アニメ「アナと雪の女王」をつくりあげました。


小さいシーンですが「クラムカカ」(krumkake)が出てくるシーンがあります。

クレープを巻いた菓子にシュガーパウダーをまぶした北欧の伝統的な巻き菓子です。

本作は、ノルウェーの景色や建物、民族衣装、食べ物にいたるまで、北欧を思いっきり体感できる映画といえますね。



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            (let it go)



トロール(Troll)


北欧神話に登場する奥深い森の中に住む精霊。

「アナと雪の女王」では、愛きょうたっぷりの顔と体で描かれているが、北欧神話では、

背中にこぶがあり、大きな鉤鼻をしていて、灰色のジャケットと尖った赤い帽子をつけている。


彼らは日の光に当たると石に変わってしまうので、夕暮れから明け方までの間にしか姿を見せない。

トロールたちは金属細工に秀で、薬草や魔法を使った治療法に詳しいとされている。



「アナと雪の女王」では、トロールの長老が、怪我をしたアナを魔法で治療する場面がある。


ノルウェーの童話「三匹のヤギ」に登場する橋の下に棲むトロールは、橋を渡るヤギたちに悪さをする厄介者として描かれている。

またトールキンの「ホビットの冒険」や、ローリングの「ハリー・ポッターシリーズ」にも邪悪な存在として登場している。