3月25日 東京オリンピック 1964年 (昭和39年) |
1964年10月10日から23日の間は、日本中がテレビの前に釘付けになった。
第18回オリンピック東京大会が開催されたのである。
日本で最初に金メダルを獲得したのが、重量挙げの三宅義信選手だった。
精神を集中してバーベルに向かう姿に思わず感情移入してしまい、テレビにしがみついた。
女子バレーボールの優勝決定戦は、視聴率95%という史上最高記録となった。
日本中が「東洋の魔女」に声援をおくっていた。
ソ連の力の攻撃を「回転レシーブ」で防ぎ、フェイント・時間差といったテクニックを駆使して攻撃した。
男子体操個人優勝の遠藤幸雄、鉄棒の小野、「ヤマシタ跳び」の跳馬の山下、吊り輪の早田が活躍した男子体操競技。
チャフラフスカの華麗な技が光った女子体操競技。名場面、名勝負が次々に思い出されてくる東京オリンピックでした。
東京オリンピックをきっかけに、東京の風景はすっかり変わってしまいました。
9月17日東京モノレール、10月1日東海道新幹線「ひかり」が開通。
開催に向けて、国立代々木競技場、日本武道館、首都高速、地下鉄、ホテルなど建設ラッシュが続いていました。
とにかく、外人がいっぱいきたのでびっくりした。
世界がぐーんと近くなったかんじで、国際社会にデビューしたようなそんなかんじが日本中に満ちあふれていました。
それに、日本の金メダルがすごかった。
参加94カ国、選手5,586人。日本は金16、銀5、銅8のメダルを獲得。
これを記念して「体育の日」 が制定されました。