春の風物詩 ユキヤナギ (バラ科)
春のうららかな日ざしがさしているのに、そこだけ、まるで吹雪におおわれたよう。
雪のような白い花を、柳のようにしだれた枝一面に群れ付けるユキヤナギ。
日本や中国原産で、岩のあるところを好んで生えるので岩柳と呼ばれていました。
花の風情からは、やはりユキヤナギがぴったりです。
花がお米のようにも見えるので、小米花、小米桜、小米柳ともいわれます。
属名は、「スピラエア」、ギリシア語で「花環」という意味です。
よくしなう枝をクルクルと丸めただけで、すてきな白い花環が出来上がりますね。
丈夫な性質なので一般家庭でも楽に育てられます。
ユキヤナギは西日本を中心に自生している高さ2m前後になる落葉低木です。
私自身のイメージでは「ユキ」とつくと冬の感じがしてなりませんが、春の花です。
枝にいっぱい白い小さな花をつけ、遠くから見るとまるで花の噴水のようです。
花言葉は、愛らしさ・懸命・殊勝・静かな思い