七 夕

むかしむかし、天の川の西には織姫が、東には牛飼いの彦星が住んでおりました。
二人は恋仲になったのですが、一緒にいると仕事が進まなかったため、怒った天帝は再び二人を天の川の両岸に遠ざけてしまいました。

彦星に会えなくなった織姫は嘆き悲しみました。
それを見て可哀想に思った天帝は、一年に一度、7月7日だけ、天の川を渡って二人が逢うことを許したのです。
でも、7月7日が雨になると天の川を渡れず、来年まで会えなくなってしまいます。
するとそこへカササギの群れが飛んできて、天の川に橋を架けてくれたので、雨の日でも二人は逢うことができました。

(笹竹) 七夕が日本に伝えられる前から笹(竹)は神聖なものとして大切に扱われてきました。
タケノコから親竹になるまでの期間の速さに生命力を、強力な殺菌力を持つその葉に魔除けの力をもつと考えていたのです。
そのため人々は笹竹で身を清めたり、魔をはらう儀式をしたり、神に祈りをささげていたのです。
(今でも地鎮祭では笹竹をたてて土地を清めますし、神社で宮司さんや巫女さんが笹でお清めをすることがあります)
 
(短冊) 七夕の歌にもある「五色の短冊」。
もとは五色の布が使われていたとか。お裁縫や 機織りが上達することを願って、織り姫に捧げたとされています。
のちに高価な布の代わりに紙の短冊となり、お裁縫や機織りの上達といった事以外の願い事を書くようになりました
    
(織姫と彦星の子ども) 織姫星のあること座は、下図のような星並びになっています。
中国では、織姫星といっしょに三角形を作る2つの星を「織姫の子ども」と呼ぶそうです。
日本でも、織り姫が天から降りたときに、漁夫に羽衣を隠され、妻となって2人の子どもを産むという話があちこちに残っています。

子ども・その1→★ 
         ★←ヴェガ(織姫星)
          ☆←子ども・その2
       ★