8月26日     恋人よ  1980年 (昭和55年)
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枯葉散る夕暮れは              来る日の寒さをものがたり
雨に壊れたベンチには     愛をささやく歌もない

恋人よ そばにいて      こごえる私の そばにいてよ
そしてひとこと この別れ話が 冗談だよと 笑ってほしい

砂利路を駆け足で       マラソン人が行き過ぎる
まるで忘却のぞむように    止まる私を誘っている

恋人よ さようなら      季節はめぐってくるけど
あの日の二人 宵の流れ星   光っては消える 無情の夢よ

恋人よ そばにいて      こごえる私の そばにいてよ
そしてひとこと この別れ話が 冗談だよと 笑ってほしい


作詞作曲 五輪真弓



             



五輪真弓の18thシングル。ジョン・レノンが亡くなり、国内ではルービックキューブが流行っていた1980年に発売されたこの曲は、

以前から彼女の音楽活動を支え、この年、交通事故で亡くなったミュージシャンの木田高介氏を偲んで作られたともいわれています。

その深い信頼関係から木田氏を「恋人」と表現しこの曲が生まれたのだといいます。

哀愁漂う歌詞を美しく切々と歌いあげています。名曲です。


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           「恋人よ」






五輪真弓(いつわまゆみ)

1951年(昭和26年)1月24日東京生まれ。本名、鈴木真弓

1972年(昭和47年)「少女」(シングル・アルバム同時発売)でデビュー。
「和製キャロル・キング」と呼ばれ、女性シンガーソングライターの草分け的存在。

1980年(昭和55年)にリリースした「恋人よ」が大ヒット。
第22回日本レコード大賞金賞を受賞し、多くのアーティストがカバーするスタンダードナンバーとなる。

コンサート・ライブなど精力的な活動を続け。アジア各国でも大きな支持を集めた。
特に「心の友」はインドネシアでは「第二の国家」と呼ばれるほどの人気曲。
    





 「恋人よ」  五輪真弓 (Piano)  川井郁子 (Violin)

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