10月25日 スロー・フォックス・トロット (Slow Fox Trot)
スローのリズムを取るダンスを「スロー・リズム・ダンス」といいます。
4/4拍子の「ブルース」がその代表で、ダンス・パーティでは必ず踊られるムードのある踊りです。
最近はスローというと、ほとんど「スロー・フォックス・トロット」を指します。
もともとは「フォックス・トロット」(キツネの速足?)という速い踊りがあって、
これをもっとゆっくりした曲で踊りたいと、「スロー・フォックス・トロット」が生まれました。
19世紀末、アメリカでジャズの前身であるラグタイムと呼ばれる音楽が生まれ、
これに合わせて生まれたダンスの一種目が「スロー・フォックス・トロット」とされています。
この踊りは、1910年代にイギリスに渡ってから大流行し、基本ステップなどが規定され、完成されたものです。
イングリッシュ・スタイルの代表的な踊りであり、雄大に流れるように、優美かつ格調高く踊らなくてはなりません。
モダン系ダンスの中では最も難しいダンスとされています。
I Just Called to Say I Love You (Mantovani)