エイトマン 1963年(昭和38年) ドラマ傑作選
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警視庁の敏腕刑事・東八郎は、凶悪犯を逮捕する寸前、背後から撃たれ殉職した。
だが谷博士により、脳細胞を活かす手術が行われ、八郎はサイボーグとして復活。
彼こそは、難事件や怪人に敢然と立ち向かうエイトマンだった。
八郎は表向きは私立探偵事務所の所長をやっているが、ひとたび事件が起こると
警視庁に駆けつけ、難事件の解決に挑む。
エイトマンの最大の武器はその「速さ」であり、ひとたび駆け出せば、
たちまち音速を超える。
爆発に巻き込まれても、その爆風より速く走って無傷で生還するほどである。
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本作は、最高視聴率35.9%、平均視聴率30%超を記録し「鉄腕アトム」「鉄人28号」と共に
アニメーション黎明期を代表する作品となった。
番組のスポンサーは「のりたま」でおなじみの丸美屋食品。
オマケのシールを封入したふりかけは大ヒットし、家庭における白米の消費量を大幅にアップさせた。
子供たちも「のりたま」を食べて、エイトマンのように強くなると信じて疑わなかった。
(制作)TBS、TCJ(原作)平井和正(脚本)平井和正
(主題歌)克美しげる「エイトマン」(作詞:前田武彦、作曲:萩原哲晶)
(配役)エイトマン/東八郎(高山栄)関サチ子(上田みゆき)谷博士(原孝之)
田中捜査一課長(天草四郎)デーモン博士(高塔正康)ジェロニモ(風祭修一)カスター(香山裕)
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エイトマン