(6月を迎えて)

6月は水無月(みなづき)とも呼びます。
この月の11、2日ごろから梅雨の季節に入り、約1ヵ月間じめじめと雨の多い日が続きます。

降ったり止んだりの雨に、洗濯物は乾かず、うっとおしい時期ですが、水資源や稲作にとっては大切な雨でありましょう。
この季節、家の中まで湿っぽくさせずに明るくのりきりたいものですね。(紫陽花)



(衣替え、いよいよ夏!)

6月1日は衣替えです。
「衣替え」は以前「更衣」という字を使っていました。

昔は宮中でも民間でも旧暦の4月1日と10月1日に衣を替えていました。
江戸時代には民間でこの日、綿入れを脱いで、あわせを着ました。
その名残りでしょうか。「4月1日」と書いてワタヌキさんと呼ぶ姓もあります。


(タンスの整理)

衣替えを機会に、タンスの中の衣類を夏物と入れ替えましょう。
着たとき、防虫剤の香りが強いのはわびしいもの。
2、3日前に取り出し、丈を合わせたり、ほころびがないか点検して、えもんかけにかけておきましょう。


(しわと紙テープ)

衣替えで着替えをするとき、注意することは、たたみじわと証紙です。
くっきりとたたねじわのついた洋服はわびしいものですから、2、3日ハンガーにかけておくとか、アイロンをあてるかして、しわを伸ばしておきます。

意外に忘れがちなのは、○○様とか○月○日と書いた紙テープをホチキスで止めてある、クリーニング屋さんの証紙です。
はったまま歩いている人をみかけたことがあります。
もう一度よく全体をながめてからそでを通しましょう。