(12月を迎えて)


陰暦で師走(しはす)と呼ばれる十二月は、いかにも人の往来のあわただしい歳末のさまが語感にただよっています。

この月は、師が東西に走るからという説と、「一年の最後になし終える」という意味の「為果つ(しはつ)」が転じて

師走になったという説もあります。


日もいよいよ短く、寒さますます厳しくなってきます。前半はこの一年のけじめとしての、もろもろの整理整頓を。

後半は新しい年を迎えるための、物と心の準備期間です。(山茶花)