12月 1 日  世界の七不思議  (7)  オルメカ文明 (Olmeca)   春夏秋冬
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オルメカ文明は、現在のメキシコ湾岸地方で、紀元前1000年頃から栄えた文明で、メソアメリカ(Mesoamerica)の母なる文明といわれている。
「オルメカ」とは「ゴムの国の人」を意味し、この地方がゴムの産地であることを物語っている。

この巨大で独特の風貌をもつ石像は、ラ・ベンタ(La Venta)近郊で発見されたが、高さ約1.5m、重さ約8t、頭の部分しかない不思議な像である。
その後各地で発見され、今のところ全部で16個見つかっている。

当時の支配者の象徴とみられるこの石像だが、その製造過程にはとても謎が多い。

美しさたるや金属工具のなかった時代に創られたとは信じがたく、その彫刻技術もさることながら、いっそう不思議なのは、当時メキシコ湾のこの地域は沼地で、自然の石はどこにもなかったことである。

石を手に入れようとするならば、160キロ離れた山から運んでこなくてはならなかったはずである。

重さ10トンも20トンもある巨大な岩を、はるか遠くから自分達の村まで運んだのだろうか。
そして、その精巧な彫刻物をハンマーやノミなしでどうやって彫ったのであろうか。

(オルメカの儀礼用斧)
人間とジャガーの特徴をあわせもった顔は、オルメカの神をあらわしたものと思われる。
翡翠(ひすい)でできており、高さは30cm。
前700〜前300年ころの作とみなされ、現在はロンドンの大英博物館蔵。

石像のあるラ・ベンタ屋外博物館(Parque Museo de La Venta)までの交通
日本から直行便でメキシコ・シティまで15時間。国内便でタバスコ(Tabasco)州都、ビジャエルモッサ(Villahermosa)まで約60分。空港からタクシ-で約30分。

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