シド・チャリシー(Cyd Charisse)

生年月日 : 1922/03/08
出身地 : アメリカ/テキサス州
没年 : 2008/06/17

1942年、グレゴリー・ラトフ監督の「サムシング・トゥ・シャウト・アバウト」で女優デビュー。

以後「雨に唄えば 1952」「バンド・ワゴン 1953」「絹の靴下 1957」等、数多くのミュージカル映画に出演。

「雨に唄えば」では、ジーン・ケリーと共演。ミュージカル・大スターのジーン・ケリーも圧倒されそうな
ダイナミックな踊りっぷりと見事な脚線美が話題となり、一躍人気を高めた。

「バンド・ワゴン」「絹の靴下」では、もう一人のミュージカル・大スター、フレッド・アステアと共演した。

1952年には、チャリシーの美しい脚に500万ドルの保険が掛けられて話題となった。この保険金額は、
ベティ・グレイブル(Betty Grable)の100万ドルを大幅に上回り、ハリウッド史上ナンバーワンとなった。




代表作品

      バンド・ワゴン(THE BAND WAGON)1953年(米)

落ち目のダンサー、トニー(アステア)は、ミュージカル「バンド・ワゴン」の出演が決まる。
相手役に新進ダンサーのギャビー(チャリシー)を抜擢し、一気に人気挽回を図ろうとするのだが…。

53歳のアステアは、本作を最後に引退を決意していたという。一方、チャリシーにとっては、
初の本格的主演作であり、相手は大スターのアステアである。両者それぞれ胸に秘めたるもの
があっての出演とあって、ダンスシーンは、さながら真剣勝負といった迫力がある。

(監督)ヴィンセント・ミネリ(VINCENT MINNELLI)
(出演)フレッド・アステア(FRED ASTAIRE)シド・チャリシー(CYD CHARISSE)
       
       
      ブリガドーン(Brigadoon)1954年(米)

百日に一日だけ霧の中から姿を現すスコットランドの村がある。ニューヨークから
やって来て道に迷った青年(ケリー)が偶然この日に村を訪れる。

青年は、その村で出会った美しい娘(チャリシー)に恋をしてしまう。

幻想的なムードに溢れたブロードウェイ・ミュージカル名作の映画化。踊り、歌、
そしてラブロマンスとファンタジックな世界に理屈抜きで酔える一篇。

(監督)ヴィンセント・ミネリ(Vincente Minnelli)
(出演)ジーン・ケリー(Gene Kelly)シド・チャリシー(Cyd Charisse)
       

サムシング・トゥ・シャウト・アバウト(Something to Shout About)1942年
夢みる少女(Three Wise Fools)1946年
闘牛の女王(Fiesta)1947年
雨に唄えば(Singin' in the Rain)1952年
北の狼(The Wild North)1952年
バンド・ワゴン(The Band Wagon)1953年
君知るや南の国(Sombrero)1953年
我が心に君深く(Deep in My Heart)1954年
ブリガドーン(Brigadoon)1954年
いつも上天気(It's Always Fair Weather)1955年
絹の靴下(Silk Stockings)1957年
暗黒街の女(Party Girl)1958年
明日になれば他人(Two Weeks in another Town)1962年
サイレンサー 沈黙部隊(The Silencers)1966年
ザッツ・エンタテイメントPART3 (That's Entertainment! III)1993年