不思議の国のアリス

フレッド・アステア（Fred Astaire）

生年月日： 1899/05/10
出身地：アメリカ／ネブラスカ州
没年： 1987/06/22

1933年、ジョーン・クロフォード主演の「ダンシング・レディ」で映画デビュー。

引き続き、ジンジャー・ロジャースと組んで「空中レヴュー時代」をヒットさせ、
以後六年間、名コンビを謳われる。

1946年に引退を宣言したが、1948年、怪我をしたジーン・ケリーの代わりに
「イースター・パレード」の主役に引っ張り出され、見事復活。

以後も「バンド・ワゴン 1953」「絹の靴下 1957」などのミュージカル映画の名作に主演。
「渚にて 1959」「タワーリング・インフェルノ 1974」など、踊り抜きのシリアスものにも出演した。

代表作品

			コンチネンタル（The Gay Divorcee）1934年（米）アメリカ人ダンサーのガイ（アステア）は、入国の税関で出会った女性に一目惚れ。名前も連絡場所も教えてくれない彼女に夢中になってしまう。一方、その女性ミミ（ロジャース）は、離婚してくれない夫に困り、法律事務所に相談にやって来る。弁護士の入れ知恵で、彼女は浮気を装うことにするのだが…。これまでミュージカル映画といえば、スター歌手が歌う主題歌が呼び物だった。1930年代、フレッド・アステアの登場で、華麗なダンスシーンが、映画の成功に直結するようになった。本作は、ジンジャー・ロジャースという最高のパートナーを得て、ハリウッド・ミュージカルの黄金時代を築くことになる記念すべき主演第一作である。（監督）マーク・サンドリッチ（Mark Sandrich）（出演）フレッド・アステア（Fred Astaire）ジンジャー・ロジャース（Ginger Rogers）


			トップ・ハット（Top Hat）1935年（米）ロンドン公演で渡米したタップ・ダンサーのジュリー（アステア）は、同じホテルに宿泊中のファッション・モデルのデイル（ロジャース）に一目惚れ。早速、辻馬車の馭者に化けて彼女を乗せ、公園での雨宿りを機にアタックするのだが…。ツンと澄まして勝ち気のロジャースを、プレイボーイのアステアが追いかけ、めげない彼にロジャースの側が少しずつ心を許すようになるという、いつも通りのストーリーである。だが、歌と踊りで綴られる五つの華麗なショー・ナンバーは、何度見ても見飽きることがない。歌うのはもっぱらアステアで、ロジャースは、踊りに最高の美しさを発揮している。（監督）マーク・サンドリッチ（Mark Sandrich）（出演）フレッド・アステア（Fred Astaire）ジンジャー・ロジャース（Ginger Rogers）


			バンド・ワゴン（THE BAND WAGON）1953年（米）落ち目のダンサー、トニー（アステア）は、ミュージカル「バンド・ワゴン」の出演が決まる。相手役に新進ダンサーのギャビー（チャリシー）を抜擢し、一気に人気挽回を図ろうとするのだが…。 53歳のアステアは、本作を最後に引退を決意していたという。一方、チャリシーにとっては、初の本格的主演作であり、相手は大スターのアステアである。両者それぞれ胸に秘めたるものがあっての出演とあって、ダンスシーンは、さながら真剣勝負といった迫力がある。（監督）ヴィンセント・ミネリ（VINCENT MINNELLI）（出演）フレッド・アステア（FRED ASTAIRE）シド・チャリシー（CYD CHARISSE）


			タワーリング・インフェルノ（THE TOWERING INFERNO）1974年（米） 138階建ての超高層ビル「グラス・タワー」の最上階で、今まさに落成パーティが盛大に開かれようとしていた。同じ時、ビル設計者は、電気配線の手抜きによる不備を発見。オーナーにパーティーの中止を求めるが、一向に聞き入れられない。案の定、倉庫の配線盤がショートし火災が発生。火の手は拡大し、多くの招待客は避難できず、最上階にとり残される。フレッド・アステアは、嘘をつくのが苦手な年老いた詐欺師を演じている。ダンスシーンは、ほとんど登場しないが、踊り抜きの彼の渋い演技には、やはり一芸に秀でた人は、何をやらせても一流だと納得させてくれる。（監督）ジョン・ギラーミン（JOHN GUILLERMIN）アーウィン・アレン（IRWIＮ ALLEN）（出演）ポール・ニューマン（PAUL NEWMAN）スティーヴ・マックイーン（STEVE McQUEEN）ジェニファー・ジョーンズ（JENNIFER JONES）フェイ・ダナウェイ（FAYE DUNAWAY）フレッド・アステア（FRED ASTAIRE）

ダンシング・レディ（Dancing Lady）1933年
空中レヴュー時代（Flying Down to Rio）1933年
コンチネンタル（The Gay Divorcee）1934年
ロバータ（Roberta ）1935年
トップ・ハット（Top Hat ）1935年
艦隊を追って（Follow the Fleet）1936年
有頂天時代（Swing Time）1936年
踊らん哉（Shall We Dance）1937年
踊る騎士（A Damsel in Distress）1937年
気儘時代（Carefree）1938年
カッスル夫妻（The Story of Vernon and Irene Castle）1939年
踊るニュウ・ヨーク（Broadway Melody of 1940）1940年
セカンドコーラス（Second Chorus）1940年
踊る結婚式（You'll Never Get Rich）1941年
スイング・ホテル（Holiday Inn）1942年
晴れて今宵は（You Were Never Lovelier）1942年
青空に踊る（The Sky's the Limit ）1943年
ヨランダと泥棒（Yolanda and the Thief ）1945年
ジーグフェルド・フォリーズ（Ziegfeld Follies）1946年
ブルー・スカイ（Blue Skies）1946年
イースター・パレード（Easter Parade）1948年
ブロードウェイのバークレー夫妻（The Barkleys of Broadway）1949年
土曜は貴方に（Three Little Words）1950年
レッツ・ダンス（Let's Dance）1950年
恋愛準決勝戦（Royal Wedding）1951年
ザ・ベル・オブ・ニューヨーク（The Belle of NewYork）1952年
バンド・ワゴン（The Band Wagon）1953年
足ながおじさん（Daddy Long Legs）1955年
パリの恋人（Funny Face）1957年
絹の靴下（Silk Stockings）1957年
渚にて（On the Beach）1959年
結婚泥棒（The Pleasure of His Company）1961年
悪名高き女（The Notorious Landlady）1962年
フィニアンの虹（Finian's Rainbow）1968年
強奪超特急（Midas Run）1969年
ザッツ・エンタテインメント（That's Entertainment!）1974年
タワーリング・インフェルノ（Towering Inferno ）1974年
ザッツ・エンタテインメントパート2（That's Entertainment, Part2）1976年
ドーベルマン・ギャング（The Amazing Dobermans）1976年
男と女のアヴァンチュール紫のタクシー（Un taxi mauve）1977年
ゴースト・ストーリー（Ghost Story）1981年
ザッツ・ダンシング（That's Dancing!）1985年

			コンチネンタル（The Gay Divorcee）1934年（米）アメリカ人ダンサーのガイ（アステア）は、入国の税関で出会った女性に一目惚れ。名前も連絡場所も教えてくれない彼女に夢中になってしまう。一方、その女性ミミ（ロジャース）は、離婚してくれない夫に困り、法律事務所に相談にやって来る。弁護士の入れ知恵で、彼女は浮気を装うことにするのだが…。これまでミュージカル映画といえば、スター歌手が歌う主題歌が呼び物だった。1930年代、フレッド・アステアの登場で、華麗なダンスシーンが、映画の成功に直結するようになった。本作は、ジンジャー・ロジャースという最高のパートナーを得て、ハリウッド・ミュージカルの黄金時代を築くことになる記念すべき主演第一作である。（監督）マーク・サンドリッチ（Mark Sandrich）（出演）フレッド・アステア（Fred Astaire）ジンジャー・ロジャース（Ginger Rogers）


			トップ・ハット（Top Hat）1935年（米）ロンドン公演で渡米したタップ・ダンサーのジュリー（アステア）は、同じホテルに宿泊中のファッション・モデルのデイル（ロジャース）に一目惚れ。早速、辻馬車の馭者に化けて彼女を乗せ、公園での雨宿りを機にアタックするのだが…。ツンと澄まして勝ち気のロジャースを、プレイボーイのアステアが追いかけ、めげない彼にロジャースの側が少しずつ心を許すようになるという、いつも通りのストーリーである。だが、歌と踊りで綴られる五つの華麗なショー・ナンバーは、何度見ても見飽きることがない。歌うのはもっぱらアステアで、ロジャースは、踊りに最高の美しさを発揮している。（監督）マーク・サンドリッチ（Mark Sandrich）（出演）フレッド・アステア（Fred Astaire）ジンジャー・ロジャース（Ginger Rogers）


			バンド・ワゴン（THE BAND WAGON）1953年（米）落ち目のダンサー、トニー（アステア）は、ミュージカル「バンド・ワゴン」の出演が決まる。相手役に新進ダンサーのギャビー（チャリシー）を抜擢し、一気に人気挽回を図ろうとするのだが…。 53歳のアステアは、本作を最後に引退を決意していたという。一方、チャリシーにとっては、初の本格的主演作であり、相手は大スターのアステアである。両者それぞれ胸に秘めたるものがあっての出演とあって、ダンスシーンは、さながら真剣勝負といった迫力がある。（監督）ヴィンセント・ミネリ（VINCENT MINNELLI）（出演）フレッド・アステア（FRED ASTAIRE）シド・チャリシー（CYD CHARISSE）


			タワーリング・インフェルノ（THE TOWERING INFERNO）1974年（米） 138階建ての超高層ビル「グラス・タワー」の最上階で、今まさに落成パーティが盛大に開かれようとしていた。同じ時、ビル設計者は、電気配線の手抜きによる不備を発見。オーナーにパーティーの中止を求めるが、一向に聞き入れられない。案の定、倉庫の配線盤がショートし火災が発生。火の手は拡大し、多くの招待客は避難できず、最上階にとり残される。フレッド・アステアは、嘘をつくのが苦手な年老いた詐欺師を演じている。ダンスシーンは、ほとんど登場しないが、踊り抜きの彼の渋い演技には、やはり一芸に秀でた人は、何をやらせても一流だと納得させてくれる。（監督）ジョン・ギラーミン（JOHN GUILLERMIN）アーウィン・アレン（IRWIＮ ALLEN）（出演）ポール・ニューマン（PAUL NEWMAN）スティーヴ・マックイーン（STEVE McQUEEN）ジェニファー・ジョーンズ（JENNIFER JONES）フェイ・ダナウェイ（FAYE DUNAWAY）フレッド・アステア（FRED ASTAIRE）