ジェーン・ラッセル(Jane Russell)
生年月日 : 1921/06/21
出身地 : アメリカ/ミネソタ州
没年 : 2011/02/28
1943年、大富豪ハワード・ヒューズが制作する映画「ならず者」のヒロイン・オーディションに合格。
大胆なポーズで胸の隆起をのぞかせ、豊かな太腿のつけ根まで披露して、センセーショナルなデビューを果たした。
1948年の「腰抜け二挺拳銃」で、さらにグラマーぶりを強調し、衝撃的なシーンを展開した。
1953年、マリリン・モンローと共演した「紳士は金髪がお好き」では、大柄でグラマラスな肢体を活かして
鉄火肌の気のいい姉御役を演じて大好評を博した。
代表作品
腰抜け二挺拳銃(The Paleface)1948年(米) 西部の女ガンマン、ジェーン(ラッセル)は、インディアンに武器を密売する悪党一掃の密命を受ける。 敵の目を欺くため、弱虫の歯医者ポッター(ホープ)を籠絡し、夫婦として幌馬車隊に紛れ込む。 幌馬車隊はインディアンの襲撃を受けるが、逃げ遅れたポッターが目をつぶって拳銃を撃ちまくると、 インディアンはバッタバッタと倒れる。何のことはない、実はジェーンが彼の背後から射ったのだが、 ポッターは英雄に祭り上げられ得意になってしまう。 ジェーン・ラッセル演じる女ガンマンの強烈なダイナマイト・バディと鉄火肌の姉御振りに圧倒される。 翌年1949年には日本でも公開され、敗戦で打ちひしがれた日本人に大いに笑いを提供して大ヒットした。 翌年1950年、本作にあやかって森繁久彌主演の時代劇映画「腰抜け二刀流」が制作された。拳銃を刀に、 西部劇を時代劇の「お家騒動」に置き換え、主題歌「ボタンとリボン」のメロディまでパクッていたが、 当時は、まだ著作権がどうとか今ひとつ、おおらかな時代だったようである。 (監督)ノーマン・Z・マクロード(Norman Z. McLeod) (出演)ボブ・ホープ(Bob Hope)ジェーン・ラッセル(Jane Russell) |
|||
紳士は金髪がお好き(GENTLEMEN PREFER BLONDES)1953年(米) ショーガールのローレライ(モンロー)は、お金持ちに目がないブロンド美女。 大富豪の御曹司ガスはローレライに夢中で、パリで式を挙げるために豪華客船を予約する。 だが、ガスの父親は結婚に猛反対し、ガスは船に乗れなくなってしまう。 ローレライは代わりに、親友のドロシー(ラッセル)と一緒に乗船し、パリに向かう。 ローレライは、金持ちの乗客を物色し、ドロシーはイケメンを物色するのだった。 モンローの名言「金持ちは美人が好きで、美人も金持ちが好き」 結局愛より金。愛は冷めるがお金は裏切らない。 (監督)ハワード・ホークス(HOWARD HAWKS) (出演)マリリン・モンロー(MARILYN MONROE)ジェーン・ラッセル(JANE RUSSELL) |
|||
ならず者(The Outlaw)1943年
腰抜け二挺拳銃(The Paleface)1948年
犯罪都市(The Last Vegas Story)1951年
紳士は金髪がお好き(Gentlemen Prefer Blondes)1953年
フランス航路(The French Line)1954年
海底の黄金(Underwater!)1955年
紳士はブルーネット娘と結婚する(Gentlemen Marry Brunettes)1955年
熱い血(Hot Blood)1956年