リュドミラ・サベーリエワ(Lyudmila Savelyeva)

生年月日 : 1942/01/24
出身地 : ロシア/レニングラード

1962年、キーロフ歌劇場の一員となり、1964年、映画「眠れる森の美女」で女優デビューした。

1967年「戦争と平和」のナターシャ役に抜擢され、一躍注目された。
本作は、アカデミー外国語映画賞を受賞し、サベーリエワは国際的に知られるようになった。

「戦争と平和」のナターシャ役は、1956年にオードリー・ヘプバーンも演じている事から、
サベーリエワは「ロシアのオードリー・ヘプバーン」と呼ばれるようになる。

1970年、マルチェロ・マストロヤンニ、ソフィア・ローレンと共演でイタリア映画「ひまわり」に出演。
サベーリエワは、マストロヤンニのロシアでの妻役を好演している。





代表作品

      戦争と平和(War and Peace)1967年(ソ連)1968年アカデミー外国語映画賞

1810年、ロストフ伯爵の令嬢ナターシャ(サベーリエワ)は、18歳を迎え社交界にデビューする。
彼女は、初めて舞踏会に出席し、アンドレイ(チーホノフ)とワルツを踊り、二人はお互いに一目惚れする。

やがてアンドレイは、ロストフ家を訪れてナターシャに結婚を申し込む。
しかし頑迷な父伯爵は、ナターシャがまだ若いために一年間の猶予をつける。

サベーリエワの尊敬する女優はオードリー・ヘプバーンだという。そういえばこの二人にはどこか共通
したものがある。清純で気品に満ちたプリンセスといった感じがよく似通っていると思う。

(監督)セルゲイ・ボンダルチュク(Sergei Bondarchuk)(出演)セルゲイ・ボンダルチュク
リュドミラ・サベーリエワ(Lyudmila Savelyeva)ヴャチェスラフ・チーホノフ(Vyacheslav Tikhonov)
       
       
      ひまわり(I GIRASOLI)1970年(伊/仏/ソ連/米)

第ニ次大戦前夜のナポリ。ジョヴァンナ(ローレン)はアントニオ(マストロヤンニ)と結婚。
しかし戦争が始まり、アントニオはロシア戦線へと送られる。

戦後、依然として消息の知れない夫を尋ねて、ジョヴァンナはロシアへ向かう。
アントニオは生きていたが、彼には妻と赤ん坊がいた。

サベーリエワは、マストロヤンニのロシアでの妻役を演じた。良人の本国から突然やって来た
妻だという人の出現に、思わず息をのむ彼女の可憐な驚きの表情が印象的であった。

(監督)ヴィットリオ・デ・シーカ(VITTORIO DE SICA)(出演)ソフィア・ローレン(SOPHIA LOREN)
マルチェロ・マストロヤンニ(MARCELLO MASTROIANNI)リュドミラ・サベーリエワ(Lyudmila Savelyeva)
       
                              I girasoli(Henry Mancini) 
       

眠れる森の美女(Sleeping Beauty)1964年
戦争と平和(War and Peace)1967年
帰郷(The Flight)1970年
かもめ(Seagull)1970年
ひまわり(Sunflower)1970年
首なし騎士(The Headless Horseman)1972年
ジュリア・ヴレヴスカヤ(Julia Vrevskaya)1977年
帽子(The Hat)1981年
夕方から昼まで(From the evening until noon)1981年
戦争の4年目(The Fourth Year of War)1983年
雪(Snow)1983年
予断を許さず(We can not predict)1984年
成功(Success)1984年
野生の鳩(Wild Pigeon)1986年
黒いバラは悲しみの象徴、赤いバラは愛の象徴(Black Rose Is an Emblem of Sorrow, Red Rose Is an Emblem of Love)1989年
二つの物語(The plot for the two stories)1991年
優しい時代(Tender Age)2000年
針のない時計(Clock without hands)2001年
セブンス・ヘブン(Seventh Heaven)2006年
チャンピオン(Champion)2008年