あぶない刑事   1986年(昭和61年)       ドラマ傑作選

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大下勇次(柴田恭兵)は、横浜港警察署に勤務する刑事である。


ある日、連続爆破事件のタレコミがあり、大下は犯人の隠れ家に張り込む。

早朝、隠れ家から現れた犯人・吉野は、張り込みに気づき逃走する。

大下は車で追跡し、ようやく吉野を逮捕した。


だが、吉野の隠れ家に戻ると、部屋にあるはずの拳銃と爆弾がなくなっていた。

同じ頃、伊勢佐木町のデート喫茶「パピヨン」が何者かによって爆破される。

さらに、その店長も射殺されるという事件が発生。


大下は、あのタレコミは、拳銃と爆弾を盗むためだったのだと気づく。





横浜を舞台に、はみ出し刑事コンビが、様々な事件に立ち向かう痛快アクションドラマ。


主人公は、天使と悪魔が共に宿る、ハードボイルド・タカこと鷹山刑事(舘ひろし)、
そして頭脳プレイとワルの才能に溢れる、ユージこと大下刑事(柴田恭兵)


「ボクたちの趣味はコレ、拳銃」と、鷹山はSW586を、大下はコルトローマンをぶっぱなす。

勤務報告書には「弾丸使用量トップは鷹山、暴行行為トップは大下、始末書の数は二人同数」


街中で、ガンガン拳銃ぶっぱなす。こんなあぶない刑事、いるわけないと思いつつ、
それでも悪びれることのない二人に、視聴者の若者たちはシビレたのだ。


二人のセリフは、ほとんどアドリブ。衣装は自前という「オシャレ感覚」もヒットの要因だ。

放送翌日には、テレビ局に、二人の着ていた衣装に関する問い合わせが殺到したという。
   

 
(制作)日本テレビ、セントラル・アーツ(脚本)丸山昇一

(配役)鷹山敏樹/タカ(舘ひろし)大下勇次/ユージ(柴田恭兵)真山薫/カオル(浅野温子)近藤卓造(中条静夫)
町田透(仲村トオル)松村優子(木の実ナナ)田中文男(ベンガル)鈴江秀夫(御木裕)吉田春彦(秋山武史)



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