愛していると言ってくれ   1995年(平成7年)       ドラマ傑作選

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晃次(豊川悦司)は、紘子(常盤貴子)を母校の美大に誘う。

紘子が、学園生活に憧れていたと寂しげに言うのを聞いたからだ。


二人は夜の大学で黒板に相合傘を書き、晃次が教室の机に残した落書きを見てはしゃぐ。


帰り際、紘子は晃次に、もう一度大学時代に戻りたいかと尋ねる。

晃次は首を横に振り、手話でこう伝える。


「ここに君はいない、ここにあるのは思い出だけだ。僕は今を生きている。
そして、いまの僕が愛しているのは、君だけだ」





幼い頃に聴覚を失った画家・榊晃次と劇団員の水野紘子が、
言葉や境遇の壁を乗り越えて愛を深めていくラブストーリー。

セリフを手話で伝えることで、恋の切ない想いが凝縮して表現された。


作品は、東京・吉祥寺の井の頭公園界隈のロケーション映像をふんだんに盛り込み、
恋のきらめきが叙情的に描かれている。
   

 
(制作)TBS(脚本)北川悦吏子

(配役)榊晃次(豊川悦司)水野紘子(常盤貴子)矢部健一(岡田浩暉)吉田マキ(鈴木蘭々)
榊栞(矢田亜希子)榊伸吉(橋爪功



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