朝顔市
朝顔市の日は、鬼子母神の境内付近に、朝早くから、朝顔の鉢植えが並びます。
種を蒔くと、狭い路地でも、ちゃんと咲いてくれて、子供の頃は、朝顔を絞って
赤色、青色、色水屋さんごっこをしましたね。
毎年7月6日から8日まで東京入谷の真願寺で朝顔市が開催されます。
境内を中心に、約120の店が軒を連ね、13万鉢の朝顔が並びます。
支柱につるを巻きつけた4色の「あんどん造り」はもう5年以上、一鉢2,000円均一。
咲き誇るアサガオは、本格的な夏の到来を告げます。
「恐れ入りました」ということをよく「恐れ入谷の鬼子母神」といいます。
仏典によると、鬼子母神は、他人の子を奪っては食べてしまう狂暴な女神でした。
ある時、それを見かねたお釈迦様に戒められて改心したそうです。
それからは子授けや安産の神様になったということです。
鬼子母神がもし江戸っ子だったら、お釈迦様に、たぶん「恐れ入りやした」といったことでしょう
!?
夏の盛りのお祭りのせいか、屋台も、風鈴、扇、団扇に、やきとうもろこし、かき氷、生ビールなど、夏ならではの店が多い。
下町の暑さをやわらげるものたちを、見るにつけ、昔の人は、夏の賢い楽しみ方を心得ていたのだなと感じます。