バス通り裏    1958年(昭和33年)       ドラマ傑作選

直線上に配置



   
   


高校生の川田元子(十朱幸代)は、東京・下町にある小さな美容室の一人娘。


美容室といっても、実際に店を切り盛りしているのは母親で美容師のツル(露原千草)である。

父親の忠治(武内文平)は、画家が本職で、美容室はもっぱら妻に任せきりだ。


そのほか、あいちゃん(宮崎恭子)という住み込みの美容師がいる。


この川田家と細い路地をはさむ赤沢家は、高校の国語教師をやっている主人の順平(小栗一也)、

その妻・はる枝(織賀邦江)、高校生の息子・洋平(谷川勝己)、それから家に同居している

順平の甥でサラリーマンの及川五郎(佐藤英夫)がいる。




川田家と赤沢家は、向かいの隣り同士ということもあり、日頃から宅飲み会や家族旅行など、

家族ぐるみの付き合いをしているのだった。



下町商店街のバス通り裏に住む、美容院経営の川田一家と高校教師の赤沢一家を舞台に

近隣・家族の日常生活を描いた帯ドラマ(平日15分の放映)


「小さな庭のまん中で」という主題歌そのままに、身近な日常を明るく健康的に描いて

茶の間に根強い人気となり、連続ホームドラマ初のヒット番組となった。


当時、高校生だった16歳の十朱幸代、中学生だった15歳の岩下志麻のデビュー作でもあり、

番組とともに、二人はスターに育って行った。



(制作)NHK(脚本)須藤出穂

(主題歌)中原美紗緒&ダーク・ダックス「バス通り裏」(作詞:筒井敬介、作曲:服部正)

(配役)川田忠治(武内文平)妻・ツル(露原千草)長女・元子(十朱幸代)友人・金子時子(岩下志麻

美容師・中村あい子(宮崎恭子)赤沢順平(小栗一也)妻・はる枝(織賀邦江)長男・洋平(谷川勝己)

甥・及川五郎(佐藤英夫)クリニング屋・店員(荒木一郎)ラクダ製薬・社員(米倉斉加年)


直線上に配置

         
                                 バス通り裏(中原美沙緒、ボニージャックス)