ベン・ケーシー 1962年(昭和37年) ドラマ傑作選
脳外科医のベン・ケーシーは、腕は超一流だが 一本気で時に上司や同僚、患者たちとも衝突。
そんな彼を温かく見守るのが、大先輩のゾーバ博士や、同僚で女医のマギー・グラハムだった。
マギーとは互いに引かれあう仲だったが、恋よりも仕事一筋に打ち込むケーシーであった。
ある日、唯一の身寄りだった祖母が亡くなり、病院に保護された少女の脳に、腫瘍が見つかる。
ケーシーの手術により、彼女の命は助かったが、代わりに視力を失ってしまった。
脳神経外科医の主人公が、医師としての良心をかけて、病院内で起こる様々な問題に立ち向かい、
解決してゆく姿を描いたメディカル・ヒューマン・ドラマ。
主演のビンセント・エドワーズのややセンチメンタルな顔立ち、独善的といえるほど確信に満ち、
場合によっては、看護婦を怒鳴りつける。そんな彼に、女性を中心に人気が沸騰した。
ついには、彼が医師のお手本のように扱われるようになるものの、一部の男性の視聴者には、
彼の傲慢さが不評を買ってしまった。
本作は、最高視聴率50.6%を記録するなど大ヒット作となり、本作をきっかけに「白い巨塔」など、
医療ドラマのブームが巻き起こった。
ベン・ケーシー(Ben Casey)(制作)ABC(アメリカ)(放映)TBS
(配役)ベン・ケーシー(ビンセント・エドワーズ)(声:滝田裕介)マギー・グラハム(ベティ・アッカーマン)(声:初井言栄)
デビッド・ゾーバ(サム・ジャッフェ)(声:宮口精二)テッド・ホフマン(ハリー・ランダーズ)(声:穂積隆信)
ミス・ウィルス(ジーン・ベーツ)ダニエル・ニルス・フリーランド(フランチョット・トーン)