ブラックペアン   2018年(平成30年)       ドラマ傑作選

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東城大学附属病院で、医療関係者が注目する心臓手術が行われようとしていた。

執刀するのは「神の手」を持つと称される外科医・佐伯清剛(内野聖陽)である。


しかし手術の最中、佐伯が受け持つ別の患者の容態が急変する。

第一助手の横山(岡田浩暉)がこの急変患者の対応をすることになった。


だが横山がオペを開始した直後、患者の患部から大量の血が吹き出してしまう。

出血箇所が特定できないまま、患者の血圧は急激に低下し、極めて危険な状態に陥る。





すると、手術室に一人の医師がダルそうに登場する。

彼は、同僚から「オペ室の悪魔」と呼ばれる外科医・渡海征司郎(二宮和也)だった。


渡海は、横山を「じゃま」と移動させると、一見で出血原因を言い当てる。

手術が再開され、渡海は鮮やかな手さばきで、手術を無事に成功させる。



孤高の天才外科医が巨大な組織に立ち向かう医療エンターテイメントドラマ。


主人公の渡海征司郎は、大学病院にいながら出世に興味のない一匹狼で、万年ヒラの医局員だ。

手術成功率100%を誇る天才外科医だが、その傲慢な性格と言動が周囲との軋轢を生んでいる。


その一方で、難しい手術のときには、手術室の外でさりげなくスタンバイしていたりするなど、
何があっても曲げない医療に対する信念の強さを持っている。


だが研究論文で昇進が決まる医療業界では、出世に興味のない渡海が評価されることは難しい。

医療業界に対する問題提起とともに、医者としての本質は何かを問いかける作品となっている。
   

 
(制作)TBS(原作)海堂尊(脚本)丑尾健太郎

(配役)渡海征司郎(二宮和也)佐伯清剛(内野聖陽)世良雅志(竹内涼真)横山正(岡田浩暉)花房美和(葵わかな)
高階権太(小泉孝太郎)西崎啓介(市川猿之助)木下香織(加藤綾子)皆川妙子(山村紅葉)



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