ビューティフルライフ〜ふたりでいた日々〜 2000年(平成12年) ドラマ傑作選
晴れ渡った空の下、柊二(木村拓哉)は、銀杏並木をバイクで走っていた。
すると、信号待ちの赤い車から、手が突き出され、危うく転倒しそうになる。
車の中には、ド派手なパーマ頭の女(常盤貴子)がケータイで話をしている。
柊二「ちょっとおばさん!」
杏子「おばさんって誰よ?」
柊二「いきなり車から手を出すのやめてくれないかな」
柊二が注意しても反省の色もなく、彼女の車はそのまま走り出す。
二人の行き先は同じで、到着したのは図書館。
車のドアが開き、足が不自由な彼女が取り出したのは車椅子。
柊二は、彼女が障がい者であることを知るのだった。
才能はあるが売れない美容師の柊二と、難病に冒された車椅子の図書館司書・杏子
との純愛を描いた物語。
柊二は、図書館に勤める車椅子の女性・杏子の率直で明るいところにひかれる。
杏子も車椅子の自分に対して何の偏見も持たない柊二の態度に新鮮な魅力を感じる。
二人はやがて恋に落ちるが、進行が止まっていたはずの杏子の病が再発してしまう。
本作は、平均視聴率32.3%、最終回は41.3%という高視聴率を記録した。
また、このドラマをきっかけに「カリスマ美容師」が流行語になり、劇中の台詞で
用いられた「バリアフリー」への関心が高まった。
(制作)TBS(脚本)北川悦吏子
(配役)沖島柊二(木村拓哉)町田杏子(常盤貴子)田村佐千絵(水野美紀)美山耕三(的場浩司)
岡部 巧(池内博之)小沢真弓(原千晶)川村悟(西川貴教)町田正夫(渡部篤郎)町田雄一(河原崎建三)