快獣ブースカ 1966年(昭和41年) ドラマ傑作選
発明少年の屯田大作が、ペットのイグアナに自作の栄養剤・クロパラを与える。
するとイグアナは、30倍の大きさになり、快獣ブースカが誕生した。
ブースカは争いを好まず、心優しくのんびり屋で、ナイーブな感性の持ち主。
小学生くらいの知能を持ち、自分の感情を「ブースカ語」で表現する。
たとえば「シオシオのパー」は、ブースカが落胆したときに発する言葉だ。
だが、あまりにも素直すぎる性格なので、泥棒やあくどい人間に利用されてしまい、
しばしば大騒動を巻き起こしてしまうのであった。
特殊な成長薬によってイグアナから生まれた快獣・ブースカと、子供たちとの温かい交流を描く。
円谷プロの作品「ウルトラQ」に登場する「怪獣カネゴン」がベースになっている。
「もしも家庭に怪獣が住んでいたら?」というテーマで、子供たちの視点に立って作られた作品。
これまでの恐ろしい怪獣を子供たちの友達として位置づけ、肩書も「怪獣」ではなく親しみやすさを
込めて「快獣」としている。
(制作)日本テレビ、東宝、円谷プロ(脚本)市川森一
(主題歌)高橋和枝&みすず児童合唱団「快獣ブースカ」(作詞:船橋三四、作曲:宮内国郎)
(配役)ブースカ(高橋和枝)屯田大作(宮本智弘)屯田栄之助(江戸家猫八)屯田ハナ子(旗和子)メチャ太郎(吉野謙二郎)
ジロ吉(渡辺説十四)ミー子(中原純子)チョロ吉(藤江喜幸)ヒロシ(中島洋)ゾロ目(関田哲也)ゴン太(袖山秀樹)
快獣ブースカ