チロリン村とくるみの木 1956年(昭和31年) ドラマ傑作選
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ピーナッツのピー子、タマネギのトン平たちが住むチロリン村には、野菜族、果物族、
そしてもぐらのモグモグやねずみのタコチューなど小動物たちが暮らしている。
貧しい野菜族とお金持ちの果物族とは仲が悪く、いつも対立を繰り返している。
そんな大人同士のいざこざや、チロリン村を訪れる珍客たちによって巻き起こる騒動を、
子供たちの活躍で解決していくという物語。
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ユニークなキャラクターたち、そして黒柳徹子ら個性的な声優陣で子供たちの人気を集めた。
制作はセリフを事前録音し、生で人形操作を当てていた。本作は後に続く「ひょっこりひょうたん島」
や「ネコジャラ市の11人」など人形劇シリーズの原型となった。
(写真は左から、黒柳徹子、里見京子、横山道代と、人形ピーナッツのピー子、
クルミのクル子、タマネギのトン平)
(制作)NHK(脚本)恒松恭助
(主題歌)横山道代、里見京子、黒柳徹子「ちろりん村とくるみの木」(作詞:恒松恭助、作曲:宇野誠一郎)
(配役)ピーナッツのピー子(黒柳徹子)クルミのクル子(里見京子)タマネギのトン平(横山道代)
もぐらのモグモグ(辻村真人)ねずみのタコチュー(大竹宏)ジャガタラ和尚(左卜全)
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