カウボーイGメン 1956年(昭和31年) ドラマ傑作選
テキサス州が保有する大量の連邦債券が偽造品であることが発覚した。
アメリカ政府は直ちに捜査の要請を司法省に発令した。
捜査の任務を受けたのは、連邦保安官のパット・ギャラガー、
そして相棒のストーニー・クロケットであった。
パットとストーニーは、早速テキサス州に赴き、500万ドル相当の
偽の債券を州政府に売った贋作者を追うことになった。
1880年代のカリフォルニアを背景に、政府の密命を受けた二人の男がカウボーイに扮して、
法と秩序を守るため、西部開拓地をまわって様々な悪と戦う西部劇。
西部開拓時代、郡保安官(シェリフ)のほかに、連邦保安官(マーシャル)という役職があった。
司法省の管轄下にあり、法の執行が主な職務だが、それ以外に政府の命を受けて、広域に渡る
犯罪を捜査するなど特殊任務も担っていたのである。
日本最初の海外ドラマとなった本作は、字幕放送ではなく、アテレコによる吹き替え放送となった。
これは当時のテレビ受像機の解像度が低く、電波状態が悪いと字幕を読むことが難しかったためだ。
だが、かえってこの吹き替えにより海外テレビドラマが、より視聴者に身近な存在となった。
カウボーイGメン(Cowboy G-Men)(制作)フラミンゴ・フィルム(アメリカ)(放映)KRT
パット・ギャラガー(ラッセル・ヘイドン)(声:滝口順平)
ストーニー・クロケット(ジャッキー・クーガン)(声:上田恵司)
ランドン(ジョナサン・ヘイル)ダンス(ジム・ディビス)シェィファー(ロバート・ブレイ)