CSI:科学捜査班 2003年(平成15年) ドラマ傑作選
巨大なカジノが林立する街・ラスベガス。
スロットマシンで大金を当てた男がホテルのバルコニーから転落死した。
市警察のCSIチームが現場に急行、遺体の手首には鋭利な刃物での傷があった。
また遺体は眼鏡をしたままだったことから、チーム主任は自殺ではないと判断。
彼らは事件の真相を解明するべく捜査を開始する。
(第二話 呪いのジャックポット)
CSIチームとは、ラスベガス市警、科学捜査課の六人のメンバーを意味する。
彼らは、毛髪や指紋、血痕や弾痕などの現場に残された物証の科学鑑定から
事件を解決へと導いていく。
本作は、そうした鑑識活動と科学捜査をテーマにした一話完結のストーリーだが、
毎回複数の事件捜査をメンバーが分担して同時進行する。
しかも放送時間内に全て解決するという、極めてテンポよくスピーディに展開する。
劇中に、メンバーの葛藤や、欲望と愛憎に満ちた犯罪者の人間模様などが盛り込まれ、
番組は大ヒット。2000年の放映開始から、2015年まで続くロングラン作品となった。
ちなみにアメリカの警察には番組開始当時、CSIという名前の部署は実在しなかったが、
就職希望者が殺到したことで実際にCSIが設立される現象を巻き起こした。
番組のプロデューサーは「アルマゲドン」「トップガン」などの映画をヒットさせた
ジェリー・ブラッカイマー(Jerry Bruckheimer)。
自分が観客として見たくなる作品を作ると断言する彼だが、本作はこの大衆性が
プラスに作用して、上等の知的娯楽作品に仕上がっている。
CSI:科学捜査班(CSI: Crime Scene Investigation)(制作)CBS(アメリカ)(放映)TX
(配役)ギル・グリッソム(ウィリアム・ピーターセン)(声:野島昭生)
キャサリン・ウィロウズ(マーグ・ヘルゲンバーガー)(声:高島雅羅)
ウォリック(ゲイリー・ドゥーダン)(声:山野井仁)ニック(ジョージ・イーズ)(声:家中宏)
サラ(ジョージャ・フォックス)(声:浅野まゆみ)ブラス(ポール・ギルフォイル)(声:麦人)
グレッグ(エリック・スマンダ)(声:村治学)ホリー(シャンドラ・ウェスト)(声:山崎美貴)