サイボーグ009   1968年(昭和43年)       ドラマ傑作選

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世界的なトップレーサー・島村ジョーはレース中の事故で重傷を負ってしまう。

だが、悪の組織・ブラック・ゴーストに連れ去られ、サイボーグ戦士009として蘇った。


幽霊島を本拠にする組織 ブラック・ゴーストは、世界中に戦争を巻き起こし、強力な兵器を

売りさばき、大儲けしようと企む死の商人である。

その最新兵器が、改造手術によって特殊能力を与えられた、島村ジョーら9体の強化人間

サイボーグたちだった。

しかし、サイボーグの生みの親であるギルモア博士は、良心の呵責に耐えきれなくなり、

9人のサイボーグを引き連れ、激闘の末に幽霊島からの脱出に成功する。




やがて、9人のサイボーグたちは、ギルモア博士のもと、それぞれの特殊能力を駆使して

ブラック・ゴーストと戦うことを決意するのだった。



1964年(昭和39年)「週刊少年キング」に連載された石森章太郎のSF漫画のアニメ化。


作者が本作を構想するに当たって、アメリカのグラフ雑誌「LIFE」に大きな影響を受けたという。


1961年、まだ海外旅行が自由化されていなかった時期に、世界一周旅行に出かけた石森章太郎は、

帰りの飛行機の中で雑誌「LIFE」を手に取り、「サイボーグ(cyborg)」の文字を見つけた。


その記事は、未来の宇宙開発を題材にしたもので、人体の一部を改造したサイボーグなら、

真空中でも宇宙服なしで活動できる、といった内容が書かれていた。


はじめての海外旅行で見た雑誌が構想のきっかけとなり、世界中から集められた肌の色も来歴も

様々なサイボーグ戦士たちが悪の組織と戦う、というストーリーが採用されたという。



(制作)NET、東映動画(原作)石森章太郎(脚本)辻真先

(主題歌)マイスタージンガー「サイボーグ009」(作詞:漆原昌久、作曲:小杉太一郎)

(配役)001(白石冬美)002(石原良)003(鈴木弘子)004(大竹宏)005(増岡弘)006(永井一郎)
007(曽我町子)008(野田圭一)009/島村ジョー(田中雪弥)ギルモア博士(八奈見乗児)


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