ドナドナ (DonaDona 1959年)   


ある晴れた 昼さがり             いちばへ 続く道
荷馬車(にばしゃ)が ゴトゴト   子牛を 乗せてゆく

かわいい子牛 売られて行くよ     悲しそうなひとみで 見ているよ

ドナ ドナ ドナ ドナ           子牛を 乗せて
ドナ ドナ ドナ ドナ           荷馬車が ゆれる


青い空 そよぐ風                 つばめが 飛びかう
荷馬車が いちばへ               子牛を 乗せて行く

もしもつばさが あったならば     楽しい牧場(まきば)に 帰れるものを

ドナ ドナ ドナ ドナ           子牛を 乗せて
ドナ ドナ ドナ ドナ           荷馬車が ゆれる


安井かずみ 訳詞    ショロム セクンダ 作曲



ジョーン・バエズ Joan Baez 1941〜 

アメリカのフォーク歌手ジョーン・バエズは、1960年代にイギリス系アメリカ人の間につたわるバラードを紹介した。
ファンはおもに大学生だった。

澄んだソプラノの声は、古風な物語の歌にうってつけであり、伴奏なしで歌詞の重要性を強調することも多かった。