ドラえもん   1979年(昭和54年)       ドラマ傑作選

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落ちこぼれののび太のもとに、未来からやってきたドラえもん。

ドラえもんは、子守用ロボットとして、送り込まれたのだった。


のび太を一人前の大人にしないかぎり、未来に戻れないという。

いやいやながらも、のび太のめんどうをみることに。


のび太の家の居候となったドラえもんは「四次元ポケット」から

不思議な道具を取り出し、のび太のピンチを助けてくれる存在だ。





このアニメのテーマは、主人公であるのび太の成長物語。


勉強もスポーツも苦手なのび太は、どこにでもいる普通の小学生。

自然を愛し、人の心の痛みがわかる心優しい少年だ。


そんな彼が、ドラえもんとの出会いを通して、本人の良さが

どんどん引き出され、成長していくドラマとなっている。


テレビを見ている子供たちは、のび太に自分の姿を重ね合わせて

共感したり、感動したり、物語の世界に惹き込まれていくのだ。



本作は、1970年(昭和45年)小学館の「小学一年生」に連載された

藤子不二雄のマンガ作品をもとにアニメ化されたもの。


アニメ「ドラえもん」は、初め日本テレビ系で1973年に放映されたが、

人気が出ずに半年で終了。


6年ぶりにテレビ朝日系に登場の「ドラえもん」では、ドラえもんの声を

大山のぶ代が担当。またたく間に子供たちを中心に高い人気を得た。




(制作)ANB(朝日放送)シンエイ動画(原作)藤子不二雄(脚本)

(主題歌)大杉久美子、大山のぶ代 「ドラえもんのうた」(作詞:楠部工、作曲:菊池俊輔)


(配役)ドラえもん(大山のぶ代)野比のび太(小原乃梨子)しずか(野村道子)ジャイアン(たてかべ和也)

スネ夫(肝付兼太)野比玉子(千々松幸子)野比のび助(加藤正之)ドラミ(よこざわけい子)



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                           ドラえもんのうた