ドラゴン桜 2005年(平成17年) ドラマ傑作選
桜木(阿部寛)は、龍山高校に向かう途中、道に迷ってしまう。
ふと通りかかった公園で、龍山高校の生徒・勇介(山下智久)の姿を目にする。
勇介は、数人のチンピラに絡まれていた。
「おい、君、もしかして龍山高校?」
「ええ、でも…」
「実はおまえさんの学校に行きたいんだが、道に迷っちまった。教えてくれないか」
チンピラは自分たちをないがしろにする桜木をにらみつける。
だが、彼の胸の弁護士バッジに気づいて、すごすごと退散する。
主人公・桜木建二は、元暴走族のリーダーで今は冴えない三流弁護士。
倒産寸前の龍山高校の負債整理をするはずが、ふとしたことから方針を変更。
低偏差値の落ちこぼれ生徒たちを、半年で東大に合格させようと動き出す。
しかし、集まったのは将来に夢も希望も持てない生徒ばかりだった。
桜木は、無気力な生徒たちに「バカとブスこそ東大へ行け!」と熱弁をふるう。
これは「見下されたくなかったら、必死に勉強してみんなを見返せ」という意味だ。
こうしたインパクトのある言葉で、生徒のヤル気を引き出すのが、ドラゴン桜の凄いところだ。
(制作)TBS(原作)三田紀房(脚本)秦建日子
(配役)桜木建二(阿部寛)水野直美(長澤まさみ)矢島勇介(山下智久)
緒方英喜(小池徹平)香坂よしの(新垣結衣)井野真々子(長谷川京子)龍野百合子(野際陽子)