江戸の影法師   1955年(昭和30年)       ドラマ傑作選

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民放初の本格時代劇。当時、民放では時代劇の制作は難しいとされていた。


理由は、江戸の町並みや屋敷など、大掛かりなセットや衣装に莫大な費用が

かかることに加え、狭いスタジオ内での殺陣のシーンでは、斬られた者が

その場で倒れると画面が埋まってしまうため、倒れずに画面の端へ消えていく

という不自然な演技になってしまうからであった。





本作は、立ち合いのシーンを少人数にしぼるなど工夫を重ね、民放では困難とされた

時代劇を成功させた。また、主人公の中村竹弥が茶の間の人気者となった。(第一回は、1955年10月21日放送)


当時、無名の俳優だった中村は、歌舞伎の化粧係をするかたわら、舞台に立ち、

NHKや日本テレビのドラマにも出演していたところを発掘されたという。


中村はこの作品が出世作となり、この後 KRテレビと専属契約を結び、数々の

時代劇に出演、テレビ時代劇の大スターとなった。



(制作)KR(原作)白井喬二(脚本)椎名竜治、石川甫

(配役)中村竹弥、千葉栄、浜田百合子、天津敏、笈川武夫(役名は記録が存在しないため不明)


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