江戸を斬るII   1975年(昭和50年)       ドラマ傑作選

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金四郎(西郷輝彦)は、水戸藩主・徳川斉昭(森繁久彌)の後押しで北町奉行に就任。


就任早々、おゆき(松坂慶子)扮する紫頭巾らの協力で、次々と難事件を解決していく。

南町奉行・鳥居甲斐守(金田龍之介)にしてみれば、どうも面白くない。


そんな折、江戸の町に辻斬りが出没。一人の犠牲者が死に際に「紫頭巾が…」と言い残す。

すると、目障りな紫頭巾をやっつける絶好のチャンスと、鳥居甲斐守は大張り切り。

さて、本物の紫頭巾であるおゆきは…。


西郷輝彦が演じる名奉行「遠山金四郎」の活躍を描いた痛快娯楽時代劇。





遠山の金さん役の西郷は、まだ貫禄はないが、アクションが派手で色気がある。

おゆき役の松坂慶子は、雪姫姿もいいが、魚の降り売りをするときにのぞく「おみあし」が眩しい。

こんな魚屋が売りに来たら毎日買ってもいいくらいだ。


脇役陣も、徳川斉昭の森繁久彌、千葉周作の中谷一郎でガッチリ安心感がある。


ちなみに、パートV(1977年)では、遠山の金さんが、ついにおゆきを嫁にする。

この嫁こそ、夫がピンチのときに駆けつける「紫頭巾」なのだ。


おゆきは、魚屋の看板娘にして、実は徳川家の姫。その上に紫頭巾で、金さんの妻。

忙しくてしかたがない。

だがこんな美しいおゆきが見られれば、桜吹雪はなくてもいい。


   

  (制作)TBS(制作)松竹、東映(監督)山内鉄也

(主題歌)西郷輝彦「ねがい」(作詞:山上路夫、作曲:いずみたく)


(配役)遠山金四郎(西郷輝彦)おゆき/雪姫(松坂慶子)次郎吉(松山英太郎)お政(春川ますみ)

お小夜(いけだももこ)お千代(遠藤真理子)橘町の源七(志垣太郎)太助(高橋元太郎)

徳川斉昭(森繁久彌)鳥居甲斐守(金田龍之介)水野忠邦(安部徹)千葉周作(中谷一郎)


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江戸を斬る 配役一覧
第1部 1973年(昭和48年)9月24日−1974年3月25日(全26回)(通算26回)
(梓右近) (柳生奈美) (お艶) (小夜) (新助) (一心太助) (がってん竹)
竹脇無我 松坂慶子 鮎川いづみ 榊原るみ 松山英太郎 松山省二 高橋元太郎
第2部 1975年(昭和50年)11月10日−1976年5月17日(全28回)(通算54回)
(遠山金四郎) (おゆき) (お小夜) (お千代) (次郎吉) (橘町の源七) (太助)
西郷輝彦 松坂慶子 いけだももこ 遠藤真理子 松山英太郎 志垣太郎 高橋元太郎
第3部 1977年(昭和52年)1月17日−1977年7月11日(全26回)(通算80回)
(遠山金四郎) (おゆき) (お京) (お千代) (次郎吉) (小綱町の佐吉) (片桐弥平次)
西郷輝彦 松坂慶子 ジャネット八田 遠藤真理子 松山英太郎 和田浩治 田村亮
第4部 1979年(昭和54年)2月12日−1979年8月6日(全26回)(通算106回)
(遠山金四郎) (おゆき) (お京) (お千代) (次郎吉) (石橋堅吾) (出目の金太)
西郷輝彦 松坂慶子 ジュディ・オング 遠藤真理子 松山英太郎 関口宏 谷幹一
第5部 1980年(昭和55年)2月18日−1980年8月11日(全26回)(通算132回)
(遠山金四郎) (おゆき) (お京) (お千代) (次郎吉) (石橋堅吾) (出目の金太)
西郷輝彦 松坂慶子 山口いづみ 遠藤真理子 松山英太郎 関口宏 谷幹一
第6部 1981年(昭和56年)2月16日−1981年8月24日(全28回)(通算160回)
(遠山金四郎) (おゆき) (お京) (お千代) (次郎吉) (石橋堅吾) (出目の金太)
西郷輝彦 松坂慶子 由美かおる 遠藤真理子 松山英太郎 関口宏 谷幹一
第7部 1987年(昭和62年)1月26日−1987年8月17日(全30回)(通算190回)
(遠山金四郎) (お仙) (お京) (お鈴) (雨森忠助) (鶴吉) (出目の金太)
里見浩太朗 鮎川いずみ 有森也実 大沢逸美 松山英太郎 高橋元太郎 谷幹一
第8部 1994年(平成6年)1月31日−1994年7月25日(全26回)(通算216回)
(遠山金四郎) (ゆき) (お鈴) (お蘭) (蓬莱亭鶴亀) (半の目の丁助) (出目の金太)
里見浩太朗 城之内早苗 中野みゆき 二宮さよ子 渡辺徹 左とん平 谷幹一