エノケンの水戸黄門漫遊記 1954年(昭和29年) ドラマ傑作選

喜劇王・榎本健一主演によるコミカルなミュージカル調漫談。
エノケンが、映画で演じた役柄に「ちゃっきり金太」というドジなスリのキャラクターがある。
本作は、そんな金太が、水戸黄門にまつりあげられ、東海道を舞台にドタバタ劇を繰り広げる
珍道中を描いたもので、歌あり笑いありのバラエティ仕立てとなっている。
共演として、エノケン映画の常連であるキドシンこと木戸新太郎(助さん役)、日本の喜劇界を
牽引したエノケン一座の如月寛多(格さん役)、旭輝子らが脇を固めた。
民放初の時代劇とされる本作は、30分番組で全13回。(第一回「ニセ黄門誕生の巻」は、1954年6月15日放送)
まだテレビドラマの制作手法が手探りだった時代、エノケン得意の歌や笑いの要素をふんだんに取り入れた
この時代劇コメディ路線から、後に「とんま天狗」(1959年、大村崑主演)「てなもんや三度笠」
(1962年、藤田まこと主演)などのヒット作が生まれることになった。
(制作)NTV(脚本)外山凡平
(配役)金太/水戸光圀(榎本健一)助さん(木戸新太郎)格さん(如月寛多)おつう(旭輝子)
