小川市郎（阿部サダヲ）は、中学校で野球部の顧問を務める体育教師。
彼は生徒たちから「地獄のオガワ」と恐れられているスパルタ教師だ。
その一方、家庭では男手一つで育てて来た17歳の娘の非行に手を焼いていた。
ある日、帰宅中のバスで居眠りし、目を覚ました市郎は、乗り込んで来た
女子高生たちを見て違和感を覚える。
なぜか2024年にタイムスリップしていた市郎は、最新機器や物価高に
目を丸くするのだった。
阿部サダヲ演じる昭和のおじさんが、1986年から2024年の現代へタイムスリップし、
令和の時代では「不適切」なコンプライアンス度外視の発言を炸裂。
だがそんな不適切発言が、コンプラで縛られた現代社会に一石を投じることに。
たとえば、職場で同僚が残っているから自分だけ帰るのは気が引けるといった同調圧力。
その場の空気によって個人の自由がないがしろにされている問題がドラマの中で描かれる。
個性を尊重する多様性の時代と言いながら、考えや行動を制限されるような現代の社会。
そんな世の中に、昭和のおやじがガツン！と言ってくれて、スッキリするドラマである。
（制作）TBS（脚本）宮藤官九郎
（主題歌）Creepy Nuts「二度寝」(作詞：R-指定、作曲：DJ松永)
（配役）小川市郎（阿部サダヲ）小川純子（河合優実）犬島渚（仲里依紗）向坂サカエ（吉田羊）
向坂キヨシ（坂元愛登）秋津睦実（磯村勇斗）
