Gメン75   1975年(昭和50年)       ドラマ傑作選

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警視庁から独立した特別潜入捜査班「Gメン」に所属する敏腕刑事たちの活躍を描く。


番組が始まった当時は、相次いで発生したハイジャックやテロ事件、ロッキード事件
をはじめとする疑獄事件など、大規模な事件や国際問題が新聞紙面を賑わしていた。

本作は、そうした時代背景を反映した形で制作された刑事ドラマである。


番組のオープニングでは、黒木警視(丹波哲郎)を中心に「Gメン」メンバーたちが、
滑走路を横一列で、颯爽と歩いていく映像が流される。

そこには、従来の刑事ドラマとは一線を画す高級感と、空港から連想される国際性が
本作ならではの特色となって現れている。


激増する国際犯罪に備えて組織された「Gメン」たちの物語で、特に人気を集めたのは
倉田保昭扮する草野刑事が活躍する香港カラテシリーズ(1978年)だ。


麻薬や拳銃の密輸などで暗躍する闇の組織摘発を目的に、Gメンたちが香港へ飛び、
カラテ使いの刺客らを相手に、迫力のカンフーアクションを繰り広げた。


放送当時、ブルース・リーの「燃えよドラゴン」に端を発するカンフーブームが
日本を席巻していたこともあり、シリーズは30%を超える視聴率を記録した。
   

 
(制作)TBS、東映(脚本)高久進

(配役)黒木警視(丹波哲郎)小田切警視(夏木陽介)山田刑事(藤木悠)響圭子刑事(藤田美保子)
草野刑事(倉田保昭)関屋警部補(原田大二郎)津坂刑事(岡本富士太)ナレーター(芥川隆行)



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