俺はご先祖さま   1981年(昭和56年)       ドラマ傑作選

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白石伴吉(石坂浩二)は、作家デビューを夢見る三流週刊誌のしがないカメラマン。

ある日、彼の前に、銀色タイツで全身を包んだ娘・ミミ(マリアン)が現れた。


聞けば彼女は、120年後の世界からタイムマシンでやってきたのだという。

ミミが見せた書類によると、彼女は伴吉とヨウコという女性のひ孫にあたる。


ところが伴吉の恋人の名はゆり子(あべ静江)。

「おじいちゃま」と呼ばれ、ショックの連続に伴吉は頭を抱えてしまう。




週刊誌カメラマン・伴吉と、未来からやってきた彼のひ孫・ミミが織りなすSFコメディー。

ミミが未来に起きることを知っているために、伴吉は次々と特ダネをスクープ。

やがて伴吉は、ミミの未来の知識を利用して、念願の作家デビューを果たす。


一方、ミミは月日を重ねるうちに、伴吉に好意を持つようになる。

しかし自分の「ご先祖さま」と恋に落ちるわけにはいかず、ミミは苦悩する。

やがて伴吉の前に「ヨウコ」という女性が現れる。彼女は後に伴吉の妻となる人だった…。


ミミを演じたマリアン(19歳)は、1980年の資生堂キャンペーンガールとして芸能界入りした。

彼女は生粋のアメリカ人。日本語はアメリカなまりいっぱいで、それがご愛嬌になっている。


ドラマ初デビューとなった本作は、そのチャーミングで明るいキャラクターが注目を集め、

彼女にとって出世作ともなった。



(制作)NTV、オフィス・ヘンミ(脚本)松木ひろし

(主題歌)ソニア・ローザ「男と女がいて」(作詞:山上路夫、作曲:大野雄二)

(配役)白石伴吉(石坂浩二)ミミ(マリアン)飛沢英俊(井上順)利根かおり(浅野ゆう子)

神崎一郎(三浦洋一)草壁周助(牟田悌三)奥寺ゆり子(あべ静江)丸山艶子(賀原夏子)


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