グランメゾン東京   2019年(令和1年)       ドラマ傑作選

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早見倫子(鈴木京香)は、ミシュランの星を獲ることを夢見る女性シェフである。

その日彼女は、パリの三つ星レストラン「ランブロワジー」の採用面接に挑んでいた。


彼女の熱意と意気込みが伝わり、二次試験の調理テストを受けることになった。

「うちの店に合う前菜を一品作ってくれ。時間は30分だ」審査員の料理長が指示する。


倫子はさっそく厨房の冷蔵庫を開け、中身を確認し、食材をチェックしはじめる。


すると一人の若い男が、裏口から厨房に入ってくる。「テストのお題は前菜だったろ」

男はそう言うと、倫子のテスト料理を勝手に作り始めた。そしてわずか30秒でソースが完成。




しかし倫子は私のテストだから勝手に作らないでと、その男を追い出してしまう。

その男は、テナガエビのエチュベを必ず作れと言って立ち去った。


すると料理長が現れ、あの男の事を話し始める。

彼は尾花夏樹(木村拓哉)といい、以前はこのレストランの一流シェフだった。

たがある事件で失脚して以来、落ちぶれてどこのレストランも彼を使ってくれるところはないと。


結局、倫子は、自身の得意料理であるフォアグラのポワレを作り、結果は不採用になってしまう。

しかし一品だけ褒められた料理があった。

それはあの尾花が30秒で作ったソース、キャプシーヌとサフランのオイルだった。




自身の慢心からすべてを失ったカリスマシェフが、才能に引き寄せられた仲間たちとともに
世界最高の三ツ星レストランを目指して奮闘するという物語。


不採用になった倫子は、落ち込んでいる中、再び尾花と出会う。

シェフとしての限界を感じ、失意の底にいた倫子に、尾花は一緒に店をつくらないかと提案する。


一緒にレストランを立ち上げることになった倫子は、尾花の無理難題に振り回されながらも、
シェフとしての自分自身を、徐々に見つめなおしていく。


パリでのロケ、そして鮮やかに映像化される芸術品のような料理の数々に、視聴者は引き込まれる。

吹き替えなしという、主演・木村拓哉の見事な料理シーンも話題になった
   

 
(制作)TBS(脚本)黒岩勉

(配役)尾花夏樹(木村拓哉)早見倫子(鈴木京香)京野陸太郎(沢村一樹)相沢瓶人(及川光博)平古祥平(玉森裕太)
芹田公一(寛一郎)蛯名美優(朝倉あき)松井萌絵(吉谷彩子)丹後学(尾上菊之助)リンダ・真知子・リシャール(冨永愛)
久住栞奈(中村アン)江藤不三男(手塚とおる)



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