白蛇伝(はくじゃでん)  1958年(昭和33年)     邦画名作選
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白蛇の精・白娘は、許仙を忘れられず、美しい娘となって彼の前に姿をあらわす。

二人は恋に落ちる。だが、白娘の正体は、たちまち法海和尚の知るところとなる。
法海和尚は、法力をもって、二人の仲を裂こうとするのだが…。


日本初の本格カラー長編アニメ。監督は東映動画(現・東映アニメ)の藪下泰司。

中国の宋の時代、許仙という青年が美しい娘・白娘と恋に落ちるが、実は、彼女は
許仙が子供の頃に可愛がっていた白い蛇だったという民話伝説が題材となっている。

民話伝説では、白娘が仏塔に封印されるという結末だが、本作では、法海和尚が、
ついに白娘の邪心なき愛を理解して大団円を迎えるというアレンジがなされている。

時代背景や風物は異国のものであるが、本作では、登場人物の感情の動きや、物語の
設定に日本的な味付けが盛り込まれており、それがこの作品の特色となっている。

声の出演の森繁久彌は俳優であり、宮城まり子も歌手で演劇人としても著名だった。

二人とも、最初は漫画映画だということで、あまり気乗りがしなかったそうだが、
やってみると案外おもしろく、一人で五役から七役も担当することになった。



  製作  東映
  監督    藪下泰司(やぶした たいじ)

  配役    許仙 森繁久彌 小青 宮城まり子
      白娘 宮城まり子 法海和尚 森繁久彌

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