花嫁        


花嫁は 夜汽車に乗って  嫁いでゆくの
あの人の 写真を胸に  海辺の街へ

命かけて 燃えた  恋が結ばれる
帰れない 何があっても  心に誓うの


小さな カバンにつめた  花嫁衣裳は
ふるさとの 丘に咲いた  野菊の花束

命かけて 燃えた  恋が結ばれる
何もかも 捨てた花嫁   夜汽車に乗って


作詞 北山 修  作曲 端田宣彦・坂庭省悟 編曲  青木望

唄 はしだのりひことクライマックス  昭和46年(1971年)1月リリース

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はしだのりひこがシューベルツ解散後、クライマックス名義で放ったヒット曲。ヴォーカルは、藤沢ミエ。

暗いイメージのある「駆け落ち」を明るく前向きに表現した楽曲である。

オリコン2週連続 1位を獲得。累計売上はミリオンセラーを記録。本シングルのヒットにより、第22回 NHK紅白歌合戦に初出場を果たした。


この曲には、二人の仲を周囲に反対されたであろう女性が「夜汽車に乗って」彼の元へ向かう様子が描かれている。

「命かけて燃えた恋が結ばれる」というロマンチックな言葉に憧れた若者も多かったのではないだろうか。

「何もかも捨てた」のに、夜汽車の付く先には幸せしか見えてこない。若者にとって、冒険が明るい未来を意味していた時代の歌である。