ひとりでいいの   1992年(平成4年)       ドラマ傑作選

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北川まどか(沢口靖子)は商社の総務課に勤めるOL。

彼女は、持ち前の美貌を武器に、若手エリート・星野(別所哲也)と婚約する。


だが、まどかのことを快く思わない他の女子社員たちの嫉妬は募る一方。

ある日まどかは、新しい総務課長に就任した津村(村上弘明)にプロポーズされる。


じつは津村は、35歳のベテランOL・寿子(かたせ梨乃)と深い関係にあった。

まどかは星野との婚約を白紙に戻し、津村に乗り換えようとするが…。





北川まどかは、理想の条件を備えた同僚にプロポーズされた数日後、ほんとの恋に出会う。

したたかに生きるヒロインにおとずれた転機を、コメディタッチで描いた恋愛ドラマ。


ちなみに、タイトルの「ひとりでいいの」とは、孤独や疎外感に耐えられない人間には、
本当の恋はできないという意味である。


ヒロイン・まどかは、若さゆえの美貌をひけらかす女であり、周囲の女性社員からは
完全に浮いているが、本人はまったく気にしていない。

そんなOLたちのリアルで生々しい人間関係が細やかに描かれていて面白い。


脚本の内館牧子は、男に媚びを売るしか能のない、いわゆる同性に評判の悪い女を
ヒロインに仕立て上げるのが上手いが、本作では、それが一段と冴えている。
   

 
(制作)日本テレビ(脚本)内館牧子

(配役)北川まどか(沢口靖子)星野太郎(別所哲也)山下ルミ子(石田ゆり子)津村剛彦(村上弘明
青山寿子(かたせ梨乃)北川真一(美木良介)西村若葉(高橋里華)久保係長(阪田マサノブ)
原田敏之(渡部篤郎)吉田(松田直史)木元朱美(芳本美代子)北川芳枝(吉行和子)



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