法医学教室の事件ファイル 1994年(平成6年) ドラマ傑作選

港南医大・准教授の二宮早紀(名取裕子)は、神奈川県警から監察医を委託されている。
夫の一馬(宅麻伸)は、横浜東署の警部で、二人の間には新聞記者の息子・愛介(佐野和真)がいる。
その愛介がカフェで取材中、通行人の女性が愛介の目の前で突然死亡するという事件が起こる。
現場に駆け付けた愛介の父親で警部の一馬は事件の調査を進めるが、被疑者の女性と面識のあった愛介は、
殺人事件の容疑者として疑われてしまう。 (法医学教室の事件ファイル 43)
二宮早紀は、死因がはっきりしない遺体の検死・解剖を行う法医学専門の医師である。
法医学の知識、そして、女性ならではの視点と情熱で、毎回難事件の真相解明に挑む。
夫の一馬は、正義感の強い熱血警部で、猪突猛進するタイプだ。
時には、上層部と衝突するし、最愛の妻・早紀とも事件の事でやり合う場面も多々ある。
一馬は、早紀が事件にあまり首を突っ込む事を良く思わないので、よく説教をしたりする。
だが結局、早紀の推理により、事件が解決するのが、お決まりのパターンとなっている。
そんな愛すべきスレ違い夫婦の涙あり、笑いありの生活をコミカルに描いたホームドラマ
としても楽しめるのが本シリーズのもう一つの魅力である。
この「法医学者の妻と警部の夫」という設定が人気の要因となり、1994年から2020年まで
26年間、全47作もの超ロングラン・シリーズとなった。
(制作)テレビ朝日(ANB)国際放映(脚本)今井詔二
(配役)二宮早紀(名取裕子)二宮一馬(宅麻伸)二宮愛介(佐野和真)望月七海(由紀さおり)石川妙子(南野陽子)
鈴木花絵(美保純)滝沢登(山崎樹範)谷村元彦(田中幸太朗)伊吹南(中村静香)柳田不二子(藤吉久美子)
