法医学教室の事件ファイル 1994年(平成6年) ドラマ傑作選

港南医大・准教授の二宮早紀(名取裕子)は、神奈川県警から監察医を委託されている。
夫の一馬(宅麻伸)は横浜東署の警部で、二人の間には 五歳の一人息子がいる。
ある日、厚木で発見された白骨死体の検死を終えた早紀は、 遺体は若い女性で、
死因は撲殺によるものと推測される旨を神奈川県警に伝えた。
その直後、管内で資産家の老人が急死するという事件が起こった。
解剖の結果、老人は大量の血液を注入され、脳内出血を起こして死んだことが判明する。
(法医学教室の事件ファイル 01)
二宮早紀は、死因がはっきりしない遺体の検死・解剖を行う法医学専門の医師である。
法医学の知識、そして、女性ならではの視点と情熱で、毎回難事件の真相解明に挑む。
夫の一馬は、正義感の強い熱血警部で、猪突猛進するタイプだ。
時には、上層部と衝突するし、最愛の妻・早紀とも事件の事でやり合う場面も多々ある。
一馬は、早紀が事件にあまり首を突っ込む事を良く思わないので、よく説教をしたりする。
だが結局、早紀の推理により、事件が解決するのが、お決まりのパターンとなっている。
そんな愛すべきスレ違い夫婦の涙あり、笑いありの生活をコミカルに描いたホームドラマ
としても楽しめるのが本シリーズのもう一つの魅力である。
この「法医学者の妻と警部の夫」という設定が人気の要因となり、1994年から2020年まで
26年間、全47作もの超ロングラン・シリーズとなった。
(制作)ANB、国際放映(脚本)今井詔二
(配役)二宮早紀(名取裕子)二宮一馬(宅麻伸)二宮愛介(小林俊平)西島みどり(三輪優子)
筧検事(西田健)乃木涼子(仁藤優子)三島美和子(麻丘めぐみ)三島智美(菊地彩美)
