若き日の北條早雲   1980年(昭和55年)       ドラマ傑作選

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国盗りの野望を掲げ、浪人から身を起こした青年武将・伊勢新九郎(北大路欣也)、後の北條早雲は、

応仁の乱で敗れた主君・足利義視(仲谷昇)のもとを離れる。


その後、命を助けた浪人・兵庫(藤岡琢也)、才四郎(柴俊夫)のふたりと血盟の誓いを交わし、

戦国の世へ歩み出す。

伊勢で、神宮の巫女・小笛(叶和貴子)の危機を救った新九郎は彼女と結ばれ、二人は終生の伴侶となる。



一介の無名の浪人から一念発起し、関東に初の戦国大名としての地位を築いた北條早雲の半生を描く。


北條早雲は、応仁の乱直後の戦国時代黎明期にあらわれ、関東一円を平定して北条氏の始祖となった
戦国大名のハシリともいうべき人物である。

北條早雲(若き日の名は伊勢新九郎)の素性については、足利の武将だったとする説、一介の素浪人
だったという説など諸説があって定かではない。




だが、その人となりについては、大いなる野心と自制心、火の烈しさと水の静けといった表裏一体の
性格を併せ持つたぐいまれな人物だったといわれる。


本作の見所といえば、相馬野馬追いで有名な福島県原町で、大人数のエキストラを動員して合戦シーンを
敢行するなど、大型ロケシーン時代劇が民放で久々に復活したことが大きな話題となった。


そのロケで、さっそうの武者姿を披露した主演の北大路欣也は「八年ぶりの時代劇で張り切っています。
やはり日本人はこういう姿で “美” を表現できますね」と抱負を語っていた。


また、新九郎の恋人小笛に叶和貴子、妹夢子にあべ静江、高利貸しお丹に松尾嘉代といった異色華麗な
女優陣が彩りを添えているのも話題となった。



(制作)ANB(朝日放送)(原作)早乙女貢(脚本)柴英三郎、向田邦子

(配役)伊勢新九郎/北條早雲(北大路欣也)足利義視(仲谷昇)荒木兵庫(藤岡琢也)山中才四郎(柴俊夫)
小笛(叶和貴子)夢子(あべ静江)お丹(松尾嘉代)今川範満(中山仁)足利茶々丸(志垣太郎)
太田道灌(芦田伸介)東雲之助(江波杏子)ナレーション(東野英治郎


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