女王の教室 2005年(平成17年) ドラマ傑作選

和美(志田未来)は、小学6年生の新学期を迎えた。
和美のクラスは、怖いと評判の阿久津(天海祐希)が受け持つことに。
新学期早々、阿久津は成績最下位の者に、雑用係を強制するテストを実施。
緊張から和美は0点を取ってしまう。
翌日、雑用係となった和美は、誤って給食の鍋を倒してしまった。
量の激減した給食は、阿久津と成績上位者だけが食べることに。
腹を立てた生徒たちは、隣のクラス担任に頼み、抗議してもらおうとするが…。
主演の天海祐希(37)が演じるのは、子供たちに真っ向から立ちはだかる冷酷な鬼教師。
常に全身黒ずくめの彼女は、テストの成績で生徒たちに序列をつけ、ルールを破ったり
反抗する生徒には容赦なく罰を与える。
こうした徹底した厳罰主義の教育方法が、一部の視聴者にはイジメと映ったようだ。
同番組ホームページには「あまりにも理不尽すぎる教師だ」「放送を打ち切るべきだ」
などという視聴者からの批判的な意見が押し寄せた。
その一方で「社会の厳しさを教える理想的教師」「教育のあり方に一石を投じた」など
番組の進行につれて、肯定的な意見も見られるようになった。
共演には、子供に優しすぎる新米教師を原沙知絵、事務的な「ことなかれ主義」教師を
内藤剛志、和美(志田未来)の母親で、子育てストレスと家事に追われる専業主婦を
羽田美智子など、現代教育の問題を投影した役柄が多数登場している。
(制作)NTV、日活(脚本)遊川和彦
(主題歌)EXILE「EXIT」(作詞:秋元康、作曲:原一博)
(配役)阿久津真矢(天海祐希)神田和美(志田未来)神田章子(羽田美智子)神田武(尾美としのり)
神田優(夏帆)真鍋由介(松川尚瑠輝)進藤ひかる(福田麻由子)近藤校長(泉谷しげる)
上野教頭(半海一晃)並木平三郎(内藤剛志)天童しおり(原沙知絵)
