忍風カムイ外伝   1969年(昭和44年)       ドラマ傑作選

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寛文年間の末、己の道を己の力で切り開かんと忍びの世界に入ったカムイ。

だが、そこは理不尽な殺戮もいとわない、非情の掟に縛られた世界であった。

真の自由に憧れて「抜け忍」となるカムイ。


しかし、それは忍びの掟には決して許されざる行為だった。

変移抜刀霞斬りや飯綱落しといった必殺技を駆使しつつ、執拗に迫る追っ手と戦い、

行く先々で起こる事件と遭遇しながら、カムイは終わりの無い旅を続けるのだった。




忍者活劇漫画で知られる白土三平の作品。

1965年より「週刊少年サンデー」「ビッグコミック」など、主として小学館の雑誌に掲載された。

本作は、正伝である「カムイ伝」から派生したスピンオフ作品である。


カムイ伝は、武士、百姓、非人を主人公とした人間ドラマであり、支配層の理不尽な搾取によって

苦しむ下層階級の人々を主軸に、不条理な社会構造を描き出すことが物語のテーマとなっている。


一方、カムイ外伝では、組織を抜けた忍者カムイ一人の逃亡劇に焦点を当てた形態が取られている。

非人の身分から抜け出すために忍者となったカムイだが、忍者の世界もまた「理不尽な命令」が横行する

別の強固な階級組織に過ぎなかった。


そこからも逃れて「抜け忍」となったカムイは、どこへ行っても組織の刺客(追っ手)に命を狙われ、

誰も信じられない極限の孤独を生きていくことになる。

自由を求めるたびに、また別の不条理に襲われてしまう、それでもなお自由と尊厳を求めて命の限り

抗い続ける存在である、そんな人間の姿を描くことが、外伝の核心テーマとなっている。



(制作)フジテレビ(原作)白土三平(脚本)田代淳二

(主題歌)水原弘「忍びのテーマ」(作詞:李春子、作曲:大本恭敬)

(配役)カムイ(中田浩二)半兵衛 (木村幌)スガル(二階堂有希子)サヤカ(栗葉子)語り(城達也)


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